サウジアラビアにEVメーカーがあった!「Ceer」とパートナーシップを締結したリマックの真の狙いとは?…3億ユーロをかけた新工場オープンの理由が判明
AMWノミカタ
このニュースは、サウジアラビア初の電動自動車メーカーとなるCeerにリマック・テクノロジーの開発した完全統合型電気駆動システム(EDS)を供給するという話である。まずは石油がふんだんに採れる中東で電気自動車のメーカーが立ち上がったことに単純に驚く。まだ具体的なモデルは発表されていないが、BMWとライセンス契約した技術が共有され、30分のチャージでリヤドからダンマームまでの600kmの距離を移動できるモデルになるらしい。 Ceerのホームページを覗くと、かなり環境問題に真剣に取り組んでいるメーカーのような印象を受ける。ここにリマックの電動化テクノロジーが投入されるということだが、リマックは単体での新型モデル開発に加え、他社へのシステム供給が今後のビジネスの大きな柱とするのであろう。 先日リマックはクロアチアに総投資額3億ユーロとなる新工場をオープンさせ、今後は2500人まで収容できるようになるという。新興の自動車メーカーとしてはかなり規模が大きい投資だと感じていたが、このニュースでリマックの真の狙いがわかった気がする。
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