<W杯>元スカウト「香川と柿谷は尊敬し合い、すばらしい出会いだった」
サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本代表の10番を背負う香川真司。天才の名をほしいままにしながら開花が遅れた柿谷曜一朗。この2人はセレッソ大阪で同じ時を過ごしたライバルでもある。セレッソ大阪の強化部課長の小菊昭雄氏は「素晴らしい出会いだった」と振り返る。
香川と柿谷は2006年にセレッソ大阪に入団した「同期」。香川が高校3年生、柿谷が高校2年生のときだった。「何のめぐり合わせなのか、運命なのかは分からないが、(香川)真司と(柿谷)曜一朗は同期入団で、同じ寮で、同じクラブハウスで、同じ練習場で、ともにレスペクトし合った2人がライバル心を持って刺激し合えたということは、彼らにとっても本当に素晴らしい出会いだった」(小菊氏) 小菊氏は、そんな2人の今後について、「お互いのことは間違いなくライバルとして気になる選手だと思うし、2人がこれからの日本を背負って立ってほしいなと。そうなった時には、日本ももっと世界と対等に渡り合えるようになるのかなと思う」と期待を寄せた。