全国の食に携わる事業者応援「仮面女子」が大阪でミニライブ
あべのハルカスでミニライブ
全国の食に携わる事業者応援「仮面女子」が大阪でミニライブ 撮影:北代靖典
農業、飲食店、食品メーカー、流通業者など全国的に販路拡大を求めている事業者は多いが、メディアに取り上げられるケースは少なく、様々な悩みを抱えているようだ。そんな悩みを解決しようと、このほど『全国の食に携わる事業者様を応援する』をテーマに、「47都道府県応援隊」が結成された。これは地域の特産品をPRしようという一大プロジェクトだ。その宣伝大使に地下アイドルグループ「仮面女子」が選ばれ、「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で記者会見とミニライブを開いた。 自転車交通安全訴え 女性ユニット「ちゃりん娘」話題に
1番手の商品よりも、2番・3番手の商品応援
記者会見は「あべのハルカス」ウイング館10階の「空の広場」で行われた。このプロジェクトは、百貨店催事や食のイベントなどトータルにサポートする「ジャパングルメ」(本社大阪市)と料理ブロガーに特化した「HMH」がサポートし、さらに「mineオーディション」によって選考された47名のイメージキャラクターがPRに加わる。 会場には全国の食品をPRするイメージキャラクター47人がそろい、ゲストに初音ミクコスプレシンガーの麻倉ケイトを迎え、仮面女子のミニライブも開催された。詰めかけたファンを巻き込んで随分と盛り上がりを見せた。 「ジャパングルメ」の武内隆一取締役は、こう話す。「47都道府県応援隊は各都道府県にあふれる食品や事業者さんたちをPRするだけではなく、実際に47人のイメージキャラクターが応援し、販売していくプロジェクトです。宣伝大使は仮面女子です。商品は作ったけど売り先がないなど、販路拡大を求めている事業者さんは多いんです。1番手の商品よりも、2番手、3番手の商品を応援していきたい」
桜のどか「たこ焼き・お好み焼き大好き」
そこで仮面女子のリーダーである桜のどかに、今回の宣伝大使について話を伺った。「農家さんとかすごく頑張ってらっしゃるんですけど、なかなかメディアに取り上げられる機会もないので、陽の目を浴びていない部分もあったり。そういう陽の目を浴びていない部分に私たち地下アイドルと同じものを感じ、全国の皆さんに知って頂ければと思って、これから宣伝大使としてPR活動をしていきます」 そう話す彼女はキャリア5年。もともとは女優志望で、アイドルをやる気はなかったというが、ユニットのメンバーも増え、今では大人気だ。大阪にも「仮面女子ウエスト」が誕生し、2015年11月には「さいたまスーパーアリーナ」でワンマンライブを成功させている。 「地下アイドルというのは、簡単に言うと、メジャーデビューをしていないインディーズアイドルです。ただ、地下アイドルというものに誇りをもってやっている。世間一般的に地下アイドルってあまり良いイメージがないですけど、私たちはそのイメージも変えていきたいなと思っている。地下アイドルって今は何千組もいて、すごいみんな頑張っているので、そういう子たちにも希望が持てるような存在になりたいです」(桜のどか)
出身は京都だが、たこ焼き、お好み焼きが大好きで「ライブ活動をしているとコンビニの食べ物が増えるので、できれば自炊もしたい。食べ物はなんでも大好きで、野菜がとくに好きです」と、笑顔で話した。その後のミニライブは迫力満点で、熱狂的なファンとともに一体化し、最後までヒートアップした。 (文責/フリーライター・北代靖典)