手取り「16万円」の新卒ですが、通勤が大変で一人暮らしを検討中。家賃「5万円」だと生活は厳しいですか?
手取り16万円で家賃5万円の物件に住むためには?
手取り16万円の新卒で家賃5万円の物件に住むとしたら、単身者の平均消費支出を基に収支を計算すると1万1784円の赤字になってしまいます。ただし、これはあくまで平均値ですから、自身の生活レベルでシミュレーションしてみることが大切です。 例えば「食料」の項目では支出が3万4385円になっていますが、これには「外食」の1万3488円が含まれます。外食を減らして自炊中心の生活にすることで、食費をおさえられるかもしれません。 「交通・通信」の項目は2万84円ですが、内訳を見ると自動車関係の支出が7266円となっており、自動車を持っていなければその分、支出額をおさえられます。また内訳では通信費は6063円となっていますが、スマホを格安SIMにするなどして、支出を少し減らせるかもしれません。 「教養娯楽」は2万1908円ですが、娯楽や趣味で利用しているサービスや頻度などを見直すこともできるでしょう。「水道光熱費」も、電気のつけっぱなしや水の流しっぱなしをなくすなど、地道な努力を積み重ねることで節約につなげられます。 自身の生活をシミュレーションしてみて、手取り16万円でもいくらか余裕を持って生活できるようでしたら、家賃5万円の物件に引っ越せるかもしれません。
手取り16万円で家賃5万円……平均消費支出だと1万1784円の赤字! 自身の生活をシミュレーションして検討しよう
新卒で手取り16万円の人が家賃5万円の物件で生活したい場合、平均的な消費支出を基に計算すると1万1784円の赤字になることが分かりました。ただし今回参照した消費支出額はあくまでも平均値であるため、自身の生活をシミュレーションして節約できる項目を探してみるとよいでしょう。 例えば、外食を減らして自炊中心の生活にしたり、車を持たない生活をしたりすることで、支出を減らせるかもしれません。スマホを格安SIMにしたり、娯楽・趣味にかける費用を見直したりもできるでしょう。 手取り額の範囲である程度の余裕を持って生活できそうであれば、家賃5万円の物件で一人暮らしを始められるかもしれません。 出典 国土交通省 令和4年度 住宅市場動向調査報告書 6.民間賃貸住宅に関する結果 6.4 家賃などに関する事項 6.4.2 家賃などの契約内容(243ページ) 総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号2 男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部