「変わらなきゃいけない」衆院選一夜明けそれぞれの出発 県内でも野党躍進で自民は4選挙区落とす 専門家「与野党伯仲の状況」【衆議院議員総選挙2024】
<自由民主党 深沢陽一氏> 「何であんなタイミングに、しかも明らかに私たち候補者が見てもはっきりしない内容でしたので、そこも含めて自民党が変わらなきゃいけない。もう一度皆さんから信頼いただけるように頑張っていきたいと思います」 その後は、静岡1区で当選した上川陽子さんと地元市議のもとを訪れ、支援の感謝を伝えました。 <自民民主党 深沢陽一氏> 「本来であれば小選挙区でしっかりと勝たなければいけないということで、まずはここはどうかお詫びを申し上げます。前を向いてこれからしっかりと歩みたいと思います」 また、8期目を迎えるベテランの上川さんは、自公が過半数を割ったことについて「大変厳しい結果になった」と話します。 <自民民主党 上川陽子氏> 「今の現状を見ますと、これからどのように安定した形で政権の運営ができるのか、これについては相当いろいろ、他党の皆さんとも対話をしながら進めていかないといけない」 沼津市などを選挙区とする静岡6区では立憲民主党の渡辺周さんが10回目の当選を決めました。 <立憲民主党 渡辺周氏> 「おかしなことがいっぱいあって、これを絶対に曖昧にしない。うやむやにしないで皆さん方の良識が今回の民意なんだということを国会の中でしっかり正論を訴えてまいりたい」 一方、渡辺さんに敗れた自民党の勝俣孝明さんは比例復活しました。 <自由民主党 勝俣孝明氏> 「この場所から、きょうはまた、スタートでございます。本当にありがとうございました」 小選挙区での差は、約4100票差。比例で復活した勝俣さんは10月28日朝、沼津の街頭に立ち、5期目への決意を表明しました。 <自由民主党 勝俣孝明氏> 「私自身もですね、大変厳しい選挙でございましたので、改めて全体感としてもですね、自公の過半数割れ、本当に厳しい結果だというふうに捉えました」 勝俣さんは、「政治とカネ」の逆風のなか、自民党が非公認とした候補者側の政党支部に2000万円を支給していた問題が公になってから流れが変わったと選挙を振り返りました。