<踏み出せ智弁和歌山>選手紹介/9 徳丸天晴選手/角井翔一朗選手 /和歌山
◇思いっきり振り抜く 徳丸天晴選手(1年) ユーチューブを見ることが趣味。プロ選手のホームランを集めた動画を見ながら、「どうスイングしたらホームランになるのか」を研究することが楽しい。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 2019年夏の甲子園は主軸を任されたが、思ったプレーができなかった。多くの観客で埋まったスタンドの雰囲気にものまれた。「持ち味の思いっきり振り抜くスイングができなかった」と振り返る。「いいかげんなスイングではボールは飛んでくれない」。反省から、どんな状況でもしっかりと振り切ることを改めて意識している。 地元は大阪。中学時代に毎週のように応援に来てくれた祖父母に、甲子園で活躍する姿を見せたい。「ホームランを3本は打つ」 ◇どの方向にも長打を 角井翔一朗選手(1年) 一時期、送球に苦手意識を持つようになり、思い通りのプレーができなくなる「イップス」に悩んだ。投げる時に指にボールが引っかかり、近い距離が投げられなくなった。 中谷仁監督に相談して、上半身と下半身を連動させる体の使い方を意識するようアドバイスをもらった。体重移動がスムーズになり、「少しずつよくなった」と振り返る。 長所は「どの方向にも長打が打てること」。平行にバットを振り、ボールを乗せて運ぶようイメージしている。そうすると、ボールとバットが当たっている面積と時間を増やせ、より遠くにボールを飛ばせるのだという。 「甲子園のメンバーに入れたら、自信を持ってバットを振りたい」