巨人・浅野翔吾が1軍再昇格へV弾 阿部監督の言葉で打撃スタイル見直し再出発
◆イースタン・リーグ オイシックス1―2巨人(11日・ハードオフ新潟) 巨人の浅野翔吾外野手(19)が11日、豪快弾で復調の兆しをつかんだ。イースタン・オイシックス戦(ハードオフ新潟)に「7番・中堅」で先発。同点の9回1死で左腕・内田の内角直球を左翼への決勝ソロとした。「スライダー狙いだったけど、甘い直球に反応して打てた。打撃フォームが固まらず(状態は)良くなかったけど、去年の終盤、良かった時の足の幅などを思い出しながらやった結果」とうなずいた。 【動画】浅野翔吾、ルーティンの左打ちから練習スタート 今季は開幕1軍入りしたが、3試合9打数無安打で8日に2軍降格。阿部監督には「本当に狙った球、球種が来たのか、それでスイングかけられたのか」と指摘された。積極的に打つスタイルを見直し、打席での待ち方を模索する中で飛び出した一発。昨年5月には、不振の中で飛び出した本塁打から状態が上向いた経験があるだけに「ここをターニングポイントにしたい」と意気込んだ。 反省も忘れなかった。6回の守備で今村がピンチをしのぎ、勢いづいた7回先頭では初球を打って三ゴロに倒れた。「まだ考え方が甘い。流れが変わったところで、また相手に流れがいってしまう。時と場合によって打撃スタイルを変えられるくらい、何個か持っていければ」。苦悩しながら、プロで生き抜くすべを身につけていく。(小島 和之)
報知新聞社