北陸グルメ氷見に集合 カニ汁・金沢おでんに行列
北陸3県の食の魅力を発信する「北陸グルメイベント」が3日、富山県の氷見市芸術文化館(同市幸町)で始まり、大勢の来場者が北陸新幹線で結ばれた3県の山海の幸や日本酒、伝統芸能を満喫した。4日まで。 JR西日本と北陸3県が、3月の北陸新幹線敦賀開業を受け10~12月に行っている大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(北陸DC)」の一環。「食の屋台」では、富山からますずしや深層水仕込みカキ、万葉牛メンチカツ、石川は倶利伽羅そば、能登ふぐ唐揚げ、福井は冬の水ようかん、越前海鮮焼きなどが販売され、各県の名産品や特産品も並び、約50銘柄の地酒を試飲できるコーナーも人気を集めた。 3県の市町が設置した観光PRコーナーのなぞなぞに参加しスタンプを集めると、温かいグルメかブランド米おにぎり、地酒の無料飲み比べから選んで楽しめるラリーを実施。カニ汁(朝日町)や金沢おでん(金沢市)、へしこ茶漬け(福井県美浜町)が提供され行列ができた。
ステージでは、氷見有磯太鼓や八尾高校郷土芸能部のおわら踊り、加賀鳶はしご登り、勝山左義長ばやしなどが披露された。福井の伝統工芸アイドルグループ「さくらいと」のメンバーが来場者と交流した。 福井県越前市から訪れた齊藤輝幸さん(47)はカキやカニ汁を味わい、「1カ所で3県のおいしい物を食べることができていい」と話した。4日は午前10時から午後4時まで。