ソフトバンク・今宮が打線爆発の口火を切る先制ソロ 直前に目を見開くハプニングも…
◇パ・リーグ ソフトバンク9-4ロッテ(2024年6月21日 北九州市民) ソフトバンク・今宮が会心の一発を放ち打線爆発の口火を切った。初回、ロッテ先発・小島のスライダーを完璧に捉え、3号先制ソロを豪快に左翼席へ運んだ。 強力打線の2番打者としてつなぎに徹しているが、ここでは「ランナーなしとなって自分のスイングをすることを考えた」と振り返る。左前打で出塁した1番・周東が二盗を試み、一度はセーフとなりながらもリクエストで判定が覆りアウト。1死走者なしとなった直後の6球目を振り抜いた。 「3、4、5番に回していくことが一番の仕事だと思っている。ああいう形で振っていくのはアウトカウントであったりというところでの仕掛けだとは思うので。あのカウント(2ボール2ストライク)で間が空いた。佑京がアウトになってなかったら間違いなくなかったと思う」 周東の盗塁失敗の前には、大事には至らなかったがネクストバッターズサークルにいた栗原の右腕にファウルが直撃するハプニングもあった。そのような流れの中で初回4得点の攻撃につながる大きな一撃となった。 今季の本塁打は、4月3、4日の本拠地でのロッテ戦で2試合連発を放って以来。通算19試合目で初の“北九州アーチ”にもなった。頼もしい鷹の正遊撃手がチームの勝利に貢献していく。 (木下 大一)