「長い」の批判もあるけど結局「おもしろい!」 ゴルフトーナメントが視聴コンテンツとして秀逸である理由
トーナメント視聴は時間が長くても苦にならない
JLPGAツアー(日本女子プロゴルフツアー)の試合中継をDAZN(ダゾーン)のインターネット配信で視聴しています。 【動画】もう少しでイーグル…ピンそばでピタッと止まる蛭田みな美の“正確無比”なスーパーショット! これが実際の映像です インターネット配信が便利なのは、テレビがなくてもプロゴルフトーナメントが視聴できることです。筆者は基本的に朝オフィスに出かけ、夜、家に帰る生活をしているので、プロゴルフトーナメントがテレビでしか視聴できなかった時代は録画していました。
しかし今はパソコンでもスマートフォンでも視聴できるので、いつでも好きなときに視聴することができます。 プロゴルフトーナメントのインターネット配信が始まってから、筆者は地上波テレビを視聴することがほとんどなくなりました。CS放送のゴルフネットワークやスカイAを視聴することはありますが、地上波にチャンネルを合わせるのは地震が起こったときに震度を確認するくらいです。 プロゴルフトーナメントはスポーツコンテンツとして時間が長すぎるという指摘がありますが、時間が長いのはデメリットではなくメリットではないかと感じます。 確かに4日間72ホールをすべて視聴するのは長いですが、特定の選手のスタート時間に合わせて視聴したり、応援している選手が上位に来たら視聴したり、優勝争いが佳境に入ってきたら視聴したりできるのはゴルフならではの魅力です。 他のスポーツは試合時間を短縮するためルールを大幅に変更することもあります。バレーボールは1999年にサイドアウト制からラリーポイント制に変更しました。 ゴルフも競技時間を短縮するために旗竿を差したままカップインできるようにしたり、ドロップの方法が肩の高さからひざの高さに変更になったりしましたが、4日間72ホールストロークプレーで勝負を決めるという大きな枠組みは変えていません。 その理由は世界最古のメジャートーナメント「全英オープン」を見れば分かります。日の出と同時にスタートし、日没ギリギリまでティータイムを組むことによって、できるだけ多くの選手に出場機会を与えることが大事だと考えているのです。