中国・長沙国際モーターショー 6日間で売り上げ1016億円
【CNS】中国中部の湖南省(Hunan)の長沙国際会展センターで開かれた第19回長沙国際モーターショーは昨年12月11日、6日間の会期を終えて閉幕した。 中国国内や海外から80を超える有名自動車ブランドが出展し、新車1029台が展示された。会場での成約数は1万9962台に達し、売上高は50億元(約1016億円)を超えた。 今回のショーは新エネルギー車と中国ブランド車が「主役」となった。発表された新車の台数とモデル数は過去最高を更新。各ブランドは、新技術を導入した車や、新しいコンセプトカーを数多く展示し、45台の新型車が中国中部地方で初のお披露目となった。 6日間の会期中、会場では来場者に多彩なサービスが提供された。試乗体験エリアなどインタラクティブなエリアが設けられ、来場者は新型車をより身近に感じていた。 地元の長沙市は今回のモーターショーに合わせ、自動車購入を促進する政策をスタートした。新エネルギー車の購入助成金として総額2000万元(約40億円)の予算を用意。さらに市内の玉花区(Yuhua)や芙蓉区(Furong)、瀏陽市(Liuyang)などは最大5000元(約10万円)のクーポン券を支給する。 また、長沙市はモーターショー会場での購入特典を拡大。組織委員会も70を超える主な自動車ブランドと連携して「1万人集団購入イベント」を初開催し、購入を後押ししました。 中国自動車工業協会のチーフエンジニア葉盛基(Ye Shengji)氏は「2023年の国内自動車市場の年間生産・販売台数は2900万台を超え、このうち新エネルギー車の生産・販売は900万台を超える見込みです」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。