【トライアウト】「獲得するしかない」15年阪神ドラ1・高山俊 2安打4出塁1盗塁で“泥臭く”アピール
◇プロ野球12球団合同トライアウト(15日、鎌ケ谷スタジアム) 阪神を戦力外になった高山俊選手が、合同トライアウトに参加。5打数2安打1盗塁2四球の結果となりました。 高山選手は2015年のドラフト1位で明治大学から阪神へ入団した外野手。ルーキーイヤーには134試合に出場し打率.275、8本塁打、65打点をマークし、新人王を獲得しました。しかし、その後は目立った成績を残すことはできず、今季は1軍での出場がありませんでした。 第1打席はフルカウントからインコースのストレートをうまくはじき返すと、打球は右中間を破るツーベースヒットとなりました。この日初のヒットに、会場からは大きな歓声が巻き起こります。 また第3打席もライト前に運び単打で出塁すると、盗塁にも成功。足でも魅せました。 この日5打数で2ベースヒットを含む2安打2四球1盗塁と、NPB復帰に向けてアピールをした高山選手。 トライアウト後には「挑む前から結果どうこうより、結果ついてくるものですけど、まず自分の持ってる全力を泥臭く出そうと思ってたので、そこを出せたのでよかった」と語り、自信のバッティングについては「ピッチャーが立つのも久しぶりだったので、ちょっとファウルも多かったんですけど、その中でも甘いボールはしっかり振れたんじゃないかなと思います。緊張とかもなくて失うものもないので、持っているものを出そうと思っていた。それが結果につながった」と振り返りました。 また盗塁については「分からないピッチャーだったんですけど、クイックもあんまり速くなかったので、あの変化球カウントが来たら走ろうかなというところで、走れました」と話しました。 高山選手の活躍にSNSでは「これは獲得するしかないでしょ」、「まだまだ観たい」などの声が上がっています。