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◆大雨の可能性が急上昇 27日夕方から夜にかけて東京など関東南部で警報級大雨のおそれが出てきた。 【画像】関東では27日の帰宅時間帯を大雨が直撃する予報… 浸水したアンダーパスの画像を見る 台風16号は熱帯低気圧に変わったが、熱帯低気圧の進行方向の紀伊半島沖に27日朝、新たな低気圧が発生して、27日夜に関東に接近する。この低気圧接近が大雨の原因だ。 ◆帰宅時間帯を大雨が直撃 南から暖かく湿った空気が入ることにより、関東では大気の状態が不安定になる。大雨の警戒期間としては27日（金）朝から28日（土）夜にかけての2日間。特にピークは、低気圧が関東に接近する27日（金）午後3時から9時の間となり、ちょうど帰宅の時間帯だ。雷を伴い激しい雨となる他、落雷や竜巻などの突風のおそれもある。 27日に予想される1時間雨量は関東の多いところで40ミリ、27日夕方までに予想される24時間雨量は関東の多いところで120ミリ、その後28日夕方までに予想される24時間雨量はさらに120ミリである。 ◆鉄道運行に影響も 1時間40ミリの雨とは、バケツをひっくり返したような雨で、道路が川のようになり、車の高速走行ではブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起きるほどの大雨だ。アンダーパスは浸水することがあり、視界も悪くなるため、車の運転は注意が必要である。 交通機関に影響する可能性もあるので、特に夕方から夜は帰宅時間の交通情報にも注意してほしい。浸水害、河川増水、土砂災害の可能性があるので、安全確保を努めて頂きたい。 三井良浩（フジテレビ気象センター・気象予報士）