【坂東龍汰】話題作に次々出演!レンタル彼氏役が「意外と向いてるかも」と語る理由は?
昨年も次々と話題作に出演して存在感を放っていた坂東龍汰さん。映画『一月の声に歓びを刻め』は、人間と演技に対する飽くなき好奇心を存分に生かせる作品だった様子。 <未公開ショット>話題作に続々出演!今、目が離せない俳優【坂東龍汰】
──映画『一月の声に歓びを刻め』は国内外で高い評価を受ける三島有紀子監督の最新作。出演が決まった瞬間の感想を教えてください。 もともと僕は三島有紀子監督のファンでしたし、今回は故郷である洞爺湖町(北海道)でロケが行われるパートがあると聞いたので、本当にワクワクしました。結果、僕が出るパートは大阪が舞台だったので地元凱旋はできなかったんですけど(笑)。 ──坂東さんはレンタル彼氏を生業とするトト・モレッティを演じました。お芝居で心がけたことは? トトは氷のように固まってしまったヒロイン・れいこ(前田敦子)の心を解きほぐしていく役割だったので、なるべく休憩時間にも前田さんに話しかけて距離を縮めたいと思っていました。トト自身、漫画家になる夢を追う過程で苦悩しながら生きてきた青年なので、れいこの“声なき声”に共鳴することができた……。そこに説得力を出すために、僕も撮影現場でもがいていましたし、何があっても前を向こうとする2人の姿を見て、生きることに対して希望を持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
トップス¥19800(crepuscule)、ケープ¥24200(HOMELESS TAILOR)、パンツ¥68200(gourmet jeans)/Skool その他/スタイリスト私物 ●商品情報はViVi2024年7月号のものです。 ◆INFORMATION. 『一月の声に歓びを刻め』 三島有紀子監督自身が47年間向き合い続けてきた過去の出来事をモチーフに作り上げた映画。北海道・洞爺湖の中島、伊豆諸島の八丈島、大阪・堂島の3つの「島」を舞台に、それぞれ心に傷を抱える3人の物語が交錯する。前田敦子、哀川翔、カルーセル麻紀など実力派キャストが集結。2月9日公開! Ⓒbouquet garni films ●PROFILE 坂東龍汰 1997年5 月24日生まれ。北海道出身。2017年、俳優デビュー。2022年公開の映画初主演作『フタリノセカイ』で「第32回日本映画批評家大賞」新人男優賞を受賞。『王様に捧ぐ薬指』、『きのう何食べた?season2』、映画『バカ塗りの娘』、『春に散る』などに出演。今後は主演舞台『う蝕』、主演映画『君の忘れ方』などの公開を控える。 ------------- Photo:Sho Imaizumi Styling:lee yasuka Hair&Make-up:Yasushi Goto(OLTA) Interview&Text:Satoshi Asahara
講談社 ViVi