グリズリーズ・河村勇輝（AP）

　日本人4人目のNBA選手を目指してエグジビット10契約中のグリズリーズ・河村勇輝（23）の2WAY契約について、現地メディア「メンフィスコマーシャルアピール紙」が報じた。 現地時間16日にブルズなどで活躍して殿堂入りしているスコッティ・ピッペン氏の息子であるスコッティ・ピッペン・ジュニアが本契約を勝ち取った。これによってグリズリーズの2WAY契約が1枠空いた。 開幕向けて2WAY契約の残る1枠について、「メンフィスコマーシャルアピール紙」のデマイケル・コール記者によると、エグジビット10契約中の選手から昇格する可能性があり、エグジビット10契約選手の中では最もプレーしている河村が、2WAY契約する可能性が高いという。 そして「おそらく河村の最後の枠を争う最高のライバル」としてブラジル人フォワードのマオジンハ・ペレイラを挙げた。ペレイラはダイナミックなアスリートで、ディフェンスとリバウンドを高いレベルでこなせる強みがあると紹介した。 　開幕ロスター提出期限は現地時間21日（日本時間22日）だが、それまでにチームの整理が必要なため、最初の期限は現地時間19日午後4時（日本時間20日午前6時）までとなる。そのため今週中にグリズリーズは2WAY契約の最後の選手を決断する必要がある。 　残されるプレシーズンマッチは残り1戦。最後のプレシーズンマッチとなる次戦は、現地時間18日（日本時間19日）の本拠地ヒート戦。河村にとっては、2WAY契約そして日本時間22日に発表される開幕ロスター入りへさらなるアピールに期待がかかる。