再び出るか、夢の「7億円」 年末ジャンボ宝くじ、今夏に1等前後賞が出た売り場に行列 夏の6億円分は未換金
1等と前後賞合わせて10億円が当たる年末ジャンボ宝くじの販売が21日、始まった。長野県佐久市の佐久平駅南にある佐久平イオンチャンスセンターでは、今年のサマージャンボ宝くじで1等(5億円)・前後賞(各1億円)の計7億円の当せんが出ており、午前10時の開店前から10人以上が並んだ。サマージャンボの高額当せん3本は「バラ」で購入され、みずほ銀行によると、同日時点で1等と前後賞の各1本が換金されていない。 同センターは6月の店舗移転に合わせて、特産の佐久鯉(ごい)にちなみ、高額当せんを願う「黄金のジャンボ鯉」のイラストを張り出した。正面には「佐久に鯉 億よコイ!」と書いたのれんも掲げる。7億円の当せんが出た後には、滝を登る金色の鯉のイラストも加わった。店長の小師(こもろ)利之さん(56)は「鯉は滝登りをして龍門をくぐると龍になる。縁起の良さをイメージした」と話す。 同センターでは1億円以上の当せんがこれまでに10回出ているが、1億円以上の1等が出たのは今年のサマージャンボが10年ぶりだったという。この日、開店前から並んだ市内の80代男性は、同センターで毎年宝くじを買っているといい、「7億円が出たことは知っていた。また1等が出るかなと思って来た」と話していた。