高級イタリアンの祭典にポエシア(徳島市)が2年連続参加 「鴨の自家製生ハム」「ゴルゴンゾーラチーズのジェラート」など提供
徳島市秋田町1のイタリア料理店「poesia(ポエシア)」が、全国各地から選ばれた100店舗による高級イタリアンの祭典「ITALIAN WEEK 100(イタリアンウィーク100)」に2年連続で参加する。イタリアンウィーク100は、日本でのイタリア料理文化の向上と普及を目的に、日本、イタリア両国でジャーナリストとして活動する池田匡克氏が2023年に初めて開催した。第2回となる2024年度は11月1日から30日までの1カ月間、各店が期間限定のスペシャルコースを提供し、優秀な料理や店を表彰する。 サイゼリヤが徳島初上陸 イオンモール徳島内に10日オープン、西日本最大級の規模 しょうゆやみそ、ワインやチーズなど日本とイタリアにある発酵食品に着目した「発酵の可能性」が年度の公式テーマ。各店の料理はサイトやフェイスブック、インスタグラムなどSNSで公開され、人気投票が行われる。その結果と合わせて、イタリアのフードインフルエンサーや日本のグルメジャーナリスト、有識者らが審査し、ベストレストラン賞やベストパスタ賞、ベストローカル賞などを選ぶ。 徳島県から唯一出店するポエシアのオーナーシェフの木津真人さん(48)は、県内のイタリア料理店やホテルで修行した後、2013年に徳島市新浜本町に同店をオープン。18年に現在の場所へ移転した。「素材同士のマリアージュ」をテーマとし、徳島の食材や世界各地の旬の食材を組み合わせ、現代的なイタリア料理を表現している。 今回の公式テーマから木津さんが考案したメニューは「鴨の自家製生ハム」と「季節のフルーツのコンポート」、「ゴルゴンゾーラチーズのジェラート」。鴨の胸肉を1週間ハーブと塩に漬け、水抜き後に1週間乾燥させることで肉の旨味が凝縮する。季節のフルーツにはイチジクを使用。発酵食品である香り高いゴルゴンゾーラチーズにミルクを加えジェラートに。3種類を立体的に組み立て一品にし、コースの前菜として提供する。 「今回『発酵』に向き合った結果、今後新しい料理の可能性が広がっていくのではないか」と期待を込める木津さん。「みそや麹(こうじ)など、ここでしかできない発酵食品を作ることにも取り組んでいきたい」と意欲を見せる。 特別コース(1人13000円、コース+ワインペアリング21000円)は、小さな前菜、前菜2品、魚料理、パスタ、肉料理、デザートで構成。木津さんは「このイベントを通して全国のイタリア料理店が盛り上がっていけるよう、その一端を担えたら」と語った。 〈イタリアンウィーク100〉 ・開催期間:11月1日(金)~30日(土) ・主催運営:イタリアンウィーク100事務局 ・HP:https://italianweek100.com/ 【ポエシア】 ・場所:徳島市秋田町1丁目54 ロイヤルクレイン秋田町 ・営業時間:ランチ午前11時半~午後1時半(ランチは前日までに予約が必要) ディナー午後6時~ラスト ・定休日:不定休 ・駐車場:なし ・問い合わせ:088―602―7030 ・HP:https://tokushima-poesia.com