「揺れがエグくて気持ち悪い」ポカリの新CMで“酔う人”続出、裏目に出た臨場感
《ポカリのCM画面揺れエグくて気持ち悪くなった》 《何を伝えたいのか全く入ってこない。これAR必要だった?》 【写真】静止画だと画面がゴチャゴチャ、動画だと酔うポカリのCM 《ポカリのCMすごくない?世界観が良い!》 《臨場感すごい!楽しそうでめっちゃ良い!》 大塚製薬の健康飲料「ポカリスエット」の新TVCMが7月12日より全国で放送開始された。 ポカリスエットのCMといえば、過去には宮沢りえ、綾瀬はるか、川口春奈など多数の女優が出演。“人気女優の登竜門”ともいわれ、毎年注目を集めている。
ポカリらしくない
今年のCMのテーマは、「潜在能力は君の中。」。主人公2人が120mの階段をかけ上がる様子をワンカットで撮影し、2人の動きに合わせてARをふんだんに活用した新しい演出のCMとなっている。 しかし、その演出に賛否の声が上がっているという。 「制作技術や新しい挑戦を称賛する声もある一方で、『ゴチャついて見づらい』『画面酔いする』『ポカリスエットらしくない』といった声も多くあがっています。というのも、本CMはスマホで撮影されたようで、臨場感を出すためか手振れ感のある映像になっています。 また、『ポカリのCM=爽やかな青一色』という一般的なイメージがある一方で、今回はカラフルなARの演出によりポップな印象です。爽やかで洗練された映像を求める視聴者の需要とずれてしまったことも批判の一因かもしれません」(映像会社スタッフ) 今までのイメージとは違う今回のCM。なぜこのようなCMを制作しようと思ったのか。制作の狙いを大塚製薬・広報担当に聞いた。 「今回のCMは『考えるより先に動いてみよう。汗をかけば君の力は満ちてゆく。』というポカリスエットの思いを伝えるために“ゲーム”をモチーフとして制作しました。そして、そのモチーフの表現として、生命力がデジタル世界を超えていく過程をリアルに捉えるため、ARやスマホを使った表現を採用しております」 また、批判の声については、 「CMに関しては様々な貴重なご意見を頂戴しており、今後の参考とさせていただきたいと考えております」 と回答。視聴者の声も真摯に受け止めつつ、今後のCM制作にも意欲を見せた。 従来とは異なる新しいCM制作に挑戦した今回のポカリスエット。賛否の声はあったが、人々の注目を集めたことは間違いないだろう。来年の新CMにも期待が高まる。