巨人菅野が記録した自己最高「8.5」 35歳でも続ける進化…復活の裏側に2倍増の“魔球”
フォークのPitch Valueが8.5をマークした菅野
巨人の菅野智之投手は今季15勝3敗、防御率1.67の成績で見事復活を果たした。今オフは海外FA権を行使してメジャー挑戦を目指す。今季の投球をひも解いてみると、変化球が抜群の数値を示していた。 【写真】元巨人ヴィーナス菊池桃子さんの美しすぎる開脚 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、今季菅野はフォークのPitch Valueが「8.5」を記録。戸郷翔征投手(巨人)、高橋宏斗投手(中日)に次ぐ12球団3位の高数値た。 菅野は同数値はこれまで2020年に記録した4.8が最高だったが、今季は上から投げおろすフォームに変更したこともあってか、縦に落ちるフォークの数値が約2倍にも増加した。投球割合も16.2%で過去最高となっている。 今季は直球の平均球速も直近4年間で最速の147.9キロ。各球種のPitch Valueも軒並みプラスで、スライダーも5.5、カットボールも4.0、カーブも5.1をマークしている。進化した武器とともに、メジャーでも活躍できるか。 データ提供:DELTA 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
Full-Count編集部 データ提供:DELTA