帝京大が驚異の20安打13得点の猛攻… 創部5年目・大阪成蹊大がサヨナラ勝ちで嬉しい全国初勝利<準硬式・全国大会(清瀬杯)>
佐賀県で28日まで開催されていた文部科学大臣杯第76回全日本大学準硬式野球選手権大会。中央大の優勝で幕を下ろしたが、その大会と並んで、もう1つの全国大会として注目される清瀬杯第56回全日本大学選抜準硬式野球大会が、1日より北海道で開幕。 【一覧】進学もしくは社会人志望の選手 初日は1回戦8試合が4会場で開催。北海道教育大釧路校、立命館大らが勝利してベスト8入りを果たした。 札幌円山球場では、北海道教育大釧路校が、10対1で大阪教育大に勝利。1点ビハインドの4回に一挙6得点で主導権を握ると、終盤にも追加点を奪って、ベスト8進出。前回準優勝チームで、今大会注目チームだった大阪教育大が1回戦で姿を消すこととなった。 第2試合では帝京大が13対5で名古屋商科大に勝利。5番・坂本 拓海内野手(4年=都立日野出身)にホームランが飛び出すなど、20安打13得点の猛攻で1回戦突破を決めた。 千歳市民球場では立命館大と高崎健康福祉大の一戦が接戦となった。 立命館大が初回、3回にそれぞれ1点ずつを奪うことに成功。序盤で2点リードすると、守っては西島宗汰投手(3年=立命館宇治出身)、 田口紘靖投手(2年=立命館宇治出身)の継投で高崎健康福祉大の反撃をかわして2対0で勝利した。 麻生球場は2試合とも好ゲーム。第1試合の長崎県立大と西南大は、延長10回にもつれる熱戦。10回からタイブレークに入ると、先攻の長崎県立大が2点を加えて1歩リード。そのリードを守り切ってベスト8入りを果たした。 第2試合の大阪成蹊大と新潟大の一戦も、終盤に試合が動く接戦。8回終わって大阪成蹊大は1点ビハインドだったが、9回に2点を奪ってサヨナラ勝ちを決めた。 野幌総合運動公園野球場でも第2試合、日本福祉大と関東学院大が1点を争う接戦。8回に4点を先制して、関東学院大が先に抜け出すと、9回にもダメ押しの1点を加えて、日本福祉大を下した。 2日は準々決勝4試合が予定されている。注目は立命館大と大阪成蹊大の関西対決。特に大阪成蹊大は軟式から移ってきたチームで、創部5年目にして今回が初めての全国大会になる。新鋭が同じ関西のライバルを下して、さらに勢いづくか。 <1日の試合結果> 北海道教育大釧路校10-1大阪教育大 帝京大13-5名古屋商科大 山口大6-1松山大 関東学院大5-1日本福祉大 長崎県立大5-3西南学院大 青森大9-2創価大 立命館大2-0高崎健康福祉大 大阪成蹊大4-3 新潟大 <2日の試合予定> 北海道教育大釧路校-帝京大 山口大-関東学院大 長崎県立大-青森大 立命館大-大阪成蹊大