「違法なことだから…」と“自白” 赤ベンツ不倫・広瀬めぐみ議員の「秘書給与詐取疑惑」 決定的な「証拠LINEメッセージ」「通話音声」を公開
不可解な弁明
A氏の妻の分の賞与をA氏が「くすねた」と広瀬氏が疑っているように読める。しかし本来、A氏の妻の分の賞与はA氏夫妻の家計に入るのだから、それを「くすねた」などと疑うこと自体が不可解。そこからもやはり広瀬氏が、A氏の妻の分の給与や賞与を上納させていたのではないか、という疑惑が浮かび上がる。そして〈違法なことだから〉というクダリは、彼女自身に違法性の認識があったことをうかがわせるのである。取材に対し広瀬氏は文書で、 〈ご指摘のような「上納」させたという事実がないことを明確に申し上げます〉 とした上で、こう回答した。 〈私は令和4年8月から議員活動を始めましたが、資金不足で大変であったことから、A氏から金銭の借り入れをしていました。A氏の好意で、同氏が融通できる金額を一時借用しておりました。したがって、「上納」という事実は一切ございません〉 秘書給与の「上納」ではなく、A氏からの「借金」だと言うのだ。不可解な主張である。そもそも、A氏は「先生には12月分は渡しています」とはっきり語っている。貸金ではなく、給与の上納だからこそこのような言い方をしたのは明白だ。広瀬氏の不自然極まる弁明によって、疑惑はより深まったといえるだろう。 3月28日発売の「週刊新潮」では、広瀬氏に新たに浮上した「秘書給与詐取疑惑」について、3ページにわたって詳しく報じる。
「週刊新潮」2024年4月4日号 掲載
新潮社