ホテル客室にJALコックピット 羽田エクセル東急、本物部品でモックアップ
羽田空港第2ターミナルに直結する羽田エクセルホテル東急は、日本航空(JAL/JL、9201)機のコックピット部品を活用したコンセプトルーム「JAL Cockpit ROOM」の提供を3月16日に始める。JALのパイロットが監修したモックアップを製作し、一部に本物の部品を活用した。 【写真】コンセプトルームで使用する767のコックピット部品 ボーイング767-300型機のコックピットを機長・副操縦士席ともに再現し、廃材部品を一部に活用した。また、実物を再現した一部可動式の操作スイッチも設置する。 JAL Cockpit ROOMは4階滑走路側の4235号室の1部屋のみ。定員は2人で、広さは28平方メートル。1室2人の利用料金は3万5300円からで、消費税・サービス料込み。宿泊税が別途かかる。予約販売は3月6日にスタートし、利用の2日前まで受け付ける。 JALグループは退役機をリサイクルやアップサイクルすることにより、廃棄物の削減を進めている。ライフベストやパイロットが使っていた紙製のエンルートチャート(航空図)をバッグなどに作り替えるほか、シートカバーをカバンやペンケース、バゲージタグなどにアップサイクル(作り替え)している。
Yusuke KOHASE