＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子初日＞9番、パーセーブし笑顔でホールアウトする安田祐香（撮影・会津　智海）

　◇女子ゴルフツアー　ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第1日（2024年9月20日　宮城県　利府GC＝6638ヤード、パー72） 　ツアー初優勝を狙う安田祐香（23＝NEC）が7バーディー、ボギーなしの65をマークし単独首位に立った。 　自己ベストに並ぶ65で上がった安田は「いい日はこういうの（パット）も入るんだなと。ショットも全体的に良かった。前半の最初は雨が強かったけど、そこでボギーを叩かなかったのが良かった」と笑顔で話した。 　本人が「珍しい」と驚くほどパットが入りまくった。インから出て、10番で5メートルを沈めてバーディー発進。13番と15番は10メートルのバーディーパットをねじ込んだ。17番では6メートルを決めた。 　最終9番は10メートルのフックラインを読み切りパーを拾い、ボギーなしのラウンドを完遂させ「カップを少しを越えるくらいのタッチで打てている。読むラインも合っている」と好調の要因を分析した。 　ダンロップと用具契約を結ぶ安田にとってはホステス大会。「クラブを宣伝できる大会なので、頑張りたい」と特別な思いもある。 　昨年の大会は予選を2位で通過し最終日最終組で回ったが、73を叩いて11位に沈んだ。悔しさよりも「優勝した選手とは全く違う内容で。まだまだだなと思った」と力不足を痛感したという。 　「リベンジという意識はない」と言うものの「あと2日間、ずっと上で戦えるようにしたい」と初優勝へ意欲をにじませた。