「新宿野戦病院」「人の命を何と思うとん!」「コメディーと社会風刺を1時間でやってのけるのがすごい」
脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第8話が、21日に放送された。 本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり) ヨウコ(小池栄子)は医師国家試験の勉強に日々奮闘中。そんな中、白木(高畑淳子)は、夫のスマホの位置情報がいかがわしい店の中で止まっていることを知って怒り心頭。その店に向かうも夫もスマホも見つからなかった。 ある日、コンカフェで働く少女かえで(田中美久)がストーカー被害に悩んでいると「Not Alone」に相談にくる。舞(橋本愛)と岡本(濱田岳)は事情を聞き、犯人捜しと警備を兼ねてかえでの働くコンカフェに享(仲野太賀)たちと共に潜入する。 そこでストーカーをしていると思われる後藤(北野秀気)を見つけた岡本。さらにそのコンカフェで白木の夫の誠(おかやまはじめ)を発見する。誠はこのコンカフェに通っていたのだった。それを知った白木は離婚だと騒ぐが…。 放送終了後、SNS上には「ここまでいろいろと見どころがあって考えさせられるドラマは見たことがない。普通なら2時間ドラマか映画だろコレ!」「ストーカー、SNS、無差別殺人、医療、トリアージ、認知症、介護、ジェンダー、トー横、ホームレス…。社会的なテーマを全編にちりばめながら、根本は喜劇なのだから目が離せない」「普通のドラマであんまりなったことのない感情で涙を流している」「歌舞伎町ビル火災事件と京アニ事件を混ぜつつ、犯人を助けるのも意味はあるという話をきちんと筋道つけて描いている」「下品なのに何か笑えて、めちゃくちゃおもろいシーンがあるのに、社会問題に切り込んで、最後はやっぱり面白い。いつものクドカンワールド、さすが」「コメディーと社会風刺を1時間でやってのけるのがすごい」といったコメントが上がった。 また、「ヨーコの『人の命を何と思うとん!』と院長の『ど素人はすっ込んでろ!』ってたんかを切るところ。めっちゃカッコ良かった」「小池栄子さんの目を開けながら寝る演技は笑えた」という声もあった。 そのほか、「白木さんカッコいい。夜の歌舞伎町で絵面は『極妻』風、音楽は『仁義なき戦い』風。普段の地味な事務員姿からは想像もできない姿」「回を追うごとに 白木さんから目が離せなくなっている。コメディエンヌとしてのキレ、圧倒的な存在感。すごいわ」「最近塚地さんが男装していると違和感を感じる」などのコメントも見られた。