ヘンリー王子、自分に「不利な証拠」を全て隠滅か...?裁判官から"もっともな指摘"をうける
ヘンリー王子がタブロイド紙との裁判で、またしても厄介な問題に直面している。 王子は、タブロイド紙『The Sun』の発行元であるニューズ・グループ・ニュースペーパーズ社(NGN)に対し、1994年から2016年の間に当時の記者や調査員が、ヘンリー王子のプライバシーを侵害したとして提訴している。この裁判は2025年1月から始まる予定だが、始まる前からすでに両者の火花がバチバチと飛び始めている。 【写真】不仲説が絶えないキャサリン妃&メーガン妃、2人が"楽しそうに"絡んでいた瞬間
今回の裁判にて重要な証拠となる可能性をひめていたのは、ヘンリー王子の回想録『Spare』(2023)の草稿や、同書のゴーストライターを務めたジャーナリスト、J・R・モーリンガーと王子のテキストメッセージでのやりとり。しかし、これらが全て行方不明になってしまっている。ヘンリー王子は、その経緯をきちんと説明するよう命じられた。 『The Telegraph』紙が報じたところによると、ファンコート裁判官は、「この裁判に関連している可能性のある多数の書類や、公爵と『Spare』のゴーストライターがやりとりした重要なメッセージが、この裁判が始まってからしばらく経った2021年から2023年の間に処分されている、というかなり厄介な証拠を目にした」と述べているそう。つまり王子はNGNを提訴したあとに、これらのテキストメッセージが自分の裁判で不利になる恐れがあると判断し、意図的に破棄した可能性があるということだ。 裁判官は、書類がないのは「かなり驚くべきこと」で「懸念される」とも述べた。 そのため、ヘンリー王子に「ゴーストライターとやりとりしたメッセージがどうなったのか、それらを復元しようと試みたのか」、証言台に立って説明するよう求めた。 一方、ヘンリー王子側の弁護士デイヴィッド・シャーボーンは、「NGNはあからさまに、昔ながらの情報集めのための調査をやっている。NGN側も資料を処分しているにも関わらず、王子側の処分のみフォーカスするのはおかしい」と非難し、「もちろん、ヘンリー王子はカリフォルニアの自宅をくまなく探した。関連書類について王室に問い合わせが出来るよう調整も済ませた。求められた証拠は全て提出している」と主張した。 王子は他にも裁判をいくつか抱えており、電話盗聴などでイギリスの新聞社を相手取って4件の裁判を起こしているほか、王室離脱以降に自身や妻メーガン妃などの英国内での警護がなくなったことに異議を唱え、国を相手取った裁判で敗訴している。
From Harper's BAZAAR.com