完売必至「そうめんスライダー」がパワーアップして新登場!水がバシャバシャ噴き出す新モードの秘密は
◆水流の勢いもアップしてよりエキサイティングに
アウトドアモードを切って、通常モードにした場合、噴水に使っている水流も、流しそうめんのレールに流れるわけで、その分、麺が流れる速度もアップします。コース自体も、長年の研究で、麺の流れ具合などは完成の域に達しつつあります。 今回、バッシャハウスのデザインが以前と変わっていないので、同じ金型を使っているかと思ったのですが、噴水を勢いよく噴射するには、単にハウスの屋根に穴を開けるだけでは実現できません。そこも新しい金型を作って、新しい設計で製品化されています。 内部の水流を噴水側とコース側に切り替えるパーツも新たに作られています。以前あった、ナイトプールバージョンでは、LEDユニットをうまく組み込んで、同じ金型で改造して光るバッシャハウスが実現できたそうですが、水流を変えるとなると、そうはいかなかったようです。 バッシャハウスが「そうめんスライダー」の肝ですから、当然と言えば当然かもしれませんが、「だったらやめよう」とならないのが、この開発チームの素晴らしいところだと思います。
◆特別ユニット「爽mens」も誕生
さらに、プロモーション用にPVなどで使われている「そうめんスライダー」の曲もリニューアル。従来は、同じ曲のアレンジを変えて使っていたところ、今回は定番品の決定版登場だからなのか、「爽mens」という4人組男性ユニットに歌ってもらい、レコーディング、PV撮影を行っています。 しかも、「爽mens」のプロデュースも、「そうめんスライダー」シリーズの生みの親である平林さんが担当。開発はもちろん、プロデュースから広報的な動きまで、本気で作っているからこそ、毎年、ヒット商品として完売するのでしょう。しかも、今回の「ザ・そうめんスライダー」は定番品ですので、来夏も発売されます。 アウトドアモードのような大きなギミックを付けていながら、それをベーシックだと言うタカラトミーアーツは、本当にありがたくも面白い会社ですね。
▼納富 廉邦プロフィール
文房具やガジェット、革小物など小物系を中心に、さまざまな取材・執筆をこなす。『日経トレンディ』『夕刊フジ』『ITmedia NEWS』などで連載中。グッズの使いこなしや新しい視点でのモノの遊び方、選び方を伝える。All About 男のこだわりグッズガイド。
納富 廉邦(ライター)