イギリス・ロンドンの中心部で建築工事の音に驚いた騎兵隊の馬5頭が暴走し、4人がけがをしました。 　24日、ロンドン中心部で近衛騎兵隊の馬5頭が訓練中に突然、暴れ出し騎乗していた兵士を振り落とし逃げ出しました。 　現地メディアによりますと、市内3カ所で少なくとも4人が馬と接触するなどしてけがをしたということです。 　5頭のうち2頭はおよそ8キロの距離を駆け周りました。 目撃したタクシー運転手 「アルミ毛布に包まれて道路に倒れている人がいて、これはまずいと思いました。その近くに数人の兵士と馬がいました。女性の兵士が動揺した様子で泣いていました」 　暴走した馬は途中、バスやタクシーと衝突するなどして、ケガをした後、確保されたということです。 　地元メディアは「馬は近くの建築現場の音に驚いて暴れ始めた」と報じていて、6月に予定されているチャールズ国王の公式誕生日に行われるパレードに向けて、公道で訓練していたということです。 　当時、朝の通勤時間帯で、道路が一時封鎖され、市内は騒然となりました。