圧倒的攻撃力見せる 南野2発に中村&上田も アジア杯初戦を勝利でAマッチ10連勝
◇サッカーアジアカップ グループD 第1節 日本4-2ベトナム (14日、カタール) 【画像】モナコで活躍する南野拓実選手 3大会ぶり5度目の優勝を狙うサッカー日本代表が14日、ベトナム代表と初戦を戦いました。 現在公式戦9連勝中と「史上最強」の日本代表が、およそ1年前のワールドカップが行われたカタールの地でアジアナンバーワンの座を狙います。 対するベトナム代表を率いるのは、2002年の日韓ワールドカップで日本代表を初のベスト16に導いたフィリップ・トルシエ監督です。
先手を取ったのは日本代表。前半11分に左サイドのコーナーキックから菅原由勢選手がミドルシュート。相手DFにはじかれるも、こぼれ球に反応した南野拓実選手が右足のインサイドで丁寧にゴールに流し込み先制します。 しかし、名将トルシエ監督が率いるベトナム代表がすぐさま反撃に。前半16分にこの日チーム1本目となった左からのコーナーキック。ニアサイドに飛び込んだ15番のグエン ディン バク選手が頭で後ろにそらせて決めるスーパーゴール。日本は同点とされます。 ベトナム代表は前半33分、フリーキックから、一度はGKの鈴木彩艶選手がはじくも、10番のファム トゥアン ハイ選手がセカンドボールを押し込み逆転。
前半45分、キャプテン遠藤航選手が相手DFの股を抜く縦パスに、フリーでいた南野選手が、こちらも相手DFの股を抜いたシュートで、ゴールネットを揺らし同点に追いつきます。
さらに前半アディショナルタイム、2ゴールの南野拓実選手から、ここまでA代表5試合5ゴールの中村敬斗選手がパスを受けると、ペナルティーエリアの外から右足を振り抜き、美しい弧を描きゴールに吸い込まれ日本が勝ち越し。前半をなんとか1点リードで折り返します。 後半は完全に日本のペース。中盤から組み立て何度もベトナムゴールに迫りますが、追加点までつながりません。
後半39分に日本は2ゴールの南野選手に代えて久保建英選手を投入。するとその1分後、その久保選手が早速見せます。 中盤の遠藤選手から堂安律選手にパスをつなぎ前線中央にいる久保選手にボールが渡ります。久保選手は1タッチで前を向き、左にいた途中出場の上田綺世選手に左足のアウドサイドでパス。これを上田選手が決めリードを2点に広げます。交代直後に久保選手がアシストを記録。 後半は危なげない試合運びでベトナムに勝利した日本。アジアカップの初戦を最高な形で飾りました。 これで、サッカー日本代表は国際Aマッチ10連勝。10試合43得点と高い攻撃力を誇っています。