名駅前から姿を消したシンボル“銀のぐるぐる”はどこへ…? 撮り続けた91歳が復元願う
名古屋駅前のロータリーに渦巻き状に次々と積みあがっていく様子には、21世紀を目前にして名古屋が発展していく雰囲気を感じたそうです。しかし、「飛翔」が完成した頃の写真を撮影していたのは、有元さんではありませんでした。 「飛翔」を撮り続けた有元洋剛さん: 「完成したとき、僕は定年退職して会社にいなかった。娘がちょうど(同じビルの)12階に勤めていましてね。娘にカメラを渡して同じように撮ってもらった」 しかし、登場してから約30年で「飛翔」は名古屋駅前から姿を消してしまいました。「飛翔」が誕生するのを見続けてきた有元さんは復元を願い、撮り続けてきた写真の展示会を開いたり、名古屋市議会に陳情書も出しましたが、いまのところ返答はないそうです。 市によると、改めて移設の候補地を検討中で、場所の広さや周辺の理解だけでなく、シンボルの「飛翔」にふさわしい場所を探しているということです。