【ガーデニング】60歳から始める! 1年の締めくくりは寒さに強い花の植栽と庭仕事
何かと慌ただしくなる年の瀬。本格的な冬が来る前に、今年最後のガーデニングとして今のうちにやっておきたい作業があります。 【写真9枚】ハボタン、ストック、クリスマスローズ… 寒さに強い花たち 時間にゆとりができ、これからガーデニングを始めたいという方への「60代から始めるガーデニング」。今回は1年をしめくくり次の春につなげる庭仕事や、寒さに強い品種を参考価格とともに紹介します。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年内にやっておきたい庭仕事
●防寒対策 例年寒さが厳しい地域はもちろん、普段は温暖なところでも突然雪が降ったり霜が降りたりすることも。寒い中で作業するのは辛いので、早めに防寒対策をしておくと安心です。 寒さに弱い品種は鉢に植え替え、日当たりのよい場所や室内に移動しましょう。花壇全体に不織布や寒冷紗をかけておくのもオススメ。 株元に腐葉土やワラ、ウッドチップなどを敷いて、マルチングしておくとよいでしょう。マルチングは土を保温して根を守る効果があります。 ●庭の掃除 年末年始は来客が増えるシーズンなので、庭や玄関前はスッキリとキレイに整えておきたいもの。枯れた枝や落ち葉が積もっているところは履き掃除しておきましょう。 冬の間も雑草はたくましく生えてきます。そのままにしておくと土の養分を無駄遣いしてしまうことになるので、雑草は早めに抜いて新年を清々しい気持ちで迎えましょう。
草花のお手入れ
枯れた一年草は根が残らないように深く掘り上げましょう。その場所に冬から春まで開花する一年草を新たに植える場合は、硬くなった土をよく耕してから植え付けます。 常緑の多年草はそのまま越冬。病気になっている葉を取り除き、長く伸び過ぎている枝があれば剪定しましょう。 地上部が枯れて根だけが残る多年草は、茎や葉を株元まで短く切り戻しておきます。
翌春のためにやっておきたい庭仕事
●土作りと施肥 植物の生育は土の良し悪しで決まると言っても過言ではありません。土壌がよい状態だと花付きもよくなり、病気にもかかりにくくなります。そこで冬の間にやっておきたいのが土作り。 土の上に葉や花が少ない時期は、土を掘り返して天日干するのによいタイミングです。硬くなった土を柔らかくほぐして、太陽光で地中の雑菌を消毒できます。 同時に牛ふんなどの有機性堆肥や腐葉土などを混ぜ込み、土にタップリと栄養を補給しておきましょう。冬の間に熟成して、春にはよく肥えた土壌ができ上がります。 ●春花壇の準備 ガーデニングをワンシーズン経験すると、次はこんな庭にしたいとか、思ったより植物が育たなかったとか、さまざまな思いが巡ることでしょう。 花のお手入れに時間を取られない冬は、ゆっくりと翌春の庭作りを考えられる貴重な時間です。ガーデニング雑誌やネットなどを参考に、作りたい庭のイメージをハッキリさせておきましょう。 植物が思うように育たなかったのは、その場の環境が植物に合わなかったのかもしれません。植えたいと思う植物がその場所の環境に適しているかどうか、じっくり調べてから決めると失敗も少なくなります。