ドジャース、FA市場は「先発投手」と「外野手」獲得が柱… 昨年に続き2年連続のメガ契約は実現するのか
ドジャースは今オフ、まだ大きな動きはないが、FA市場での補強は、「先発投手」と「外野手」が優先事項だ。 ◆大谷翔平の妻・真美子さん、デコピンを抱きながらガッツポーズ【写真】 来季の先発は、大谷翔平が復帰して6人ローテーションが有力視される。だが、FAとなっているフラーティ、今季終盤に右肩痛から復帰した山本由伸を除けば、大谷、グラスノー、ゴンソリン、メイと故障明けの投手が多く、計算が立たない。今季11勝で勝ち頭のストーンは右肩手術で来季復帰は見込めない。トップクラスの先発を一人加えたいところだ。 トップクラスの先発市場は右腕バーンズに加え、スネル、フリードの両左腕がいる。今夏も狙っていたホワイトソックスのクロシェのトレードを画策するかもしれない。もう一人、NPBのロッテにメジャー挑戦を容認された佐々木朗希獲得を熱望しているのは間違いない。いずれにしろ今後、一人は力のある先発を獲得する動きが出るだろう。 外野は、右翼のベッツを内野に再転向させるプランがあるため、一人はFA市場での獲得が有力。今季、ドジャースでキャリアハイの成績を残したT・ヘルナンデスの残留が基本線とみえる。ただ、複数の米メディアが今オフFAの目玉、フアン・ソトと面談したと報じている。 ソト獲得となれば、5~6億ドルの資金が必要。もともと大型契約を好まないとされるフリードマン編成本部長が、2年連続でメガ契約を結ぶのかどうか、少し疑問だ。大谷の場合は「後払い」という「奥の手」があったが、ソトの代理人はボラス氏で、「後払い」契約は好まないだろう。 また、遊撃手も補強ポイントで、ドジャースはブルワーズからFAとなったアダメズを狙っているのではという報道がある。ただ、これまでドジャースは、シーガーやT・ターナーら遊撃手との大型契約を避けた歴史もある。強打で守れる遊撃手がほしいのは確かだろうが、市場にはユーティリティーで遊撃を守れる選手も数人いる。 市場が活性化するのは、ウインターミーティングが開幕する12月9日あたりからだろう。連覇に向けて、王者がどういった編成をするか。
中日スポーツ