【京都記念】実力差がはっきりしているメンバー構成 京大競馬研の本命は巻き返し狙うプラダリア
これまでに使ったレースの格が問われる
2月11日(日)に京都競馬場で京都記念(GⅡ)が行われる。ダービー4着で前走チャレンジCを勝ったベラジオオペラ、エリザベス女王杯2着で近走安定しているルージュエヴァイユ、GⅡ・2勝馬で有馬記念から巻き返しを狙うプラダリア、昨年の京都記念で2着に入ったマテンロウレオが上位人気になりそうだ。 【京都記念2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は歓迎、単勝回収率239%の好データ該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) OP特別でよく見かける馬がいる一方、ドバイに行きそうなGⅠ馬が今年はおらず、少し手薄な印象は否めない。賞金を加算して大阪杯出走が各馬の目標になるだろう。GⅠへの切符を手に入れるのはどの馬か。 まずは阪神開催を含む過去10年の前走クラス別成績を調べた。昨年のドウデュースのように春GⅠの前哨戦として使ってくる陣営が多く、前走GⅠ組の成績が【5-4-6-21】、単勝回収率162%と優秀だ。特にプラダリアの該当する前走有馬記念【2-0-2-6】は着順を問わず巻き返しており、単勝回収率361%もあるため必ず押さえたい。 前走GⅢ組は【1-3-0-16】、馬券になった4頭全てが前走中山金杯からの参戦だ。正月に力を見せた馬がここでも上位にきており、その証拠に前走GⅢで掲示板外だった馬の成績は【0-0-0-7】と通用していない。GⅢで勝ち負け出来ない馬はここでも厳しいことが分かる。ベラジオオペラはGⅢを勝ってここに臨む点はいいが、前走チャレンジC組が【0-0-0-3】と結果が出ていないのは気になるところ。この不振データを覆すことは出来るだろうか。 ルージュエヴァイユの前走エリザベス女王杯組は【1-1-0-4】。複勝率33.3%と聞くと並程度に思われるが、複勝回収率が55%しかなく、馬券的には全く妙味がない。牡馬も軽々倒すほどの最強牝馬はジャパンCや天皇賞(秋)を使う。エリ女を使うことは、牡馬相手だと上位に入れないことの裏返しともいえるだろう。実際、2018年には前年のエリ女を勝ってここに臨んだモズカッチャンが同期のダービー馬らに後れを取っている。ルージュエヴァイユも牡馬混合GⅢでの善戦こそあれど、どう乗っても勝ち切れておらず、人気の牡馬2頭と比べると低めの評価をしないといけない。 その他OP特別組は【0-0-0-9】、3勝クラスからの昇級戦となった馬は【0-0-0-3】と通用していない。中距離GⅡ特有の「特別出走奨励金」目当ての出走も多く、馬券に組み込む必要はない。