アジアパシフィックを終えた中野麟太朗、国体直後の竹原佳吾。日本オープンにチャレンジする2人のアマチュアを直撃!
竹原「チャレンジ精神を忘れずにプレーしたい」
竹原は中野と同じ早稲田大学ゴルフ部3年生。3日前まで代表選手として国体に出場していた。彼も他の選手と同様にラフの難しさに言及した。 「狭くてラフも長くて、全ホール難しいコースでした。ラフは今までに回ったことがないくらいの深さで、入れてしまうと58度じゃないと出せないんですが、かといって刻みすぎると距離も長く残るうえにグリーンが小さいのでティーショットの精度がかなり重要だと思います。 “何をしてもティーショットは真っすぐ”というタイプではないけど、ラフからでもグリーンをキャッチしてパーを獲りにいくっていうマネジメント力が自分の強みなんですけど、調子がそんなに良くないというのもあるし、ある程度ボギーを許容してプレーしないとメンタルが持たないだろうなって。フェアウェイキープさえできればチャンスが生まれるホールもいくつかあったので、狙っていくところとそうでないところとのメリハリが大事かなと思いました」 ラフは全く苦手ではないとする竹原をも悩ませる今回のセッティング、日本一を決める試合というだけあってなかなかシビアなようだ。 「グリーンも小さいうえに傾斜が強くて、雨でも下りは結構スピードが出ていました。尾根に切ってあって上って下ってのラインが残ってしまうとタッチもつかみづらくてかなり難しいです。練習日と初日からの天気とかなり変わってくるとは思いますが、コースにでてみないと分からないことも多いので、臨機応変に対応したいです」 竹原が日本オープンに参加するのは今年が初めて。 「毎日耐えて我慢のゴルフをして、イーブンパー、少しアンダーくらいのペースで回りたいですね。とにかく予選は通過したい。通過したあとは上だけ見て頑張るしかないというか。初めての出場ではありますが、チャレンジ精神を忘れずにプレーしたいです」 初日は11時20分に10番ホールから芹澤慈眼、狩俣昇平とスタートする。 賞金ランキング上位のプロたちが多数いるなかで、2人の実力派アマがどう難コースに立ち向かっていくのか注目しよう。 PHOTO/Tadashi Anezaki
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