ジャレッド・レト、エンパイア・ステート・ビルの登頂に成功 外壁をクライミングするパフォーマンスを披露
現地時間11月9日(木)の朝、ジャレッド・レトがニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングの外壁をクライミング、最頂部に立った。ジャレッドは俳優だけではなくミュージシャンとしても活躍しているが、来年3月から自身のバンド、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズでワールドツアーを行う。今回のパフォーマンスはその発表のため。報道によるとジャレッドはビルの上部18階分を登りきり、約1,200フィート(約365メートル)の最頂部に到達。その後、演奏も披露した。
ジャレッドは声明を発表。「私たちはやる気になればなんでもできる。このビルはそのあらゆることの証だ。それはニューアルバム『It’s The End Of The World But It’s A Beautiful Day』のインスピレーションの源にもなっている」とコメントしている。ツアーはこのアルバムをフィーチャーしたものになる。
ジャレッドは地上に降りてきた後テレビ番組「トゥデイ」に出演、今回のパフォーマンスについて語った。「本当のところを言うと、緊張するより興奮していた」「でも正直に言って本当に大変だった。考えていたよりもずっとね。持久力とスタミナ、そしてシャープな動きが必要だった」。母も応援に来てくれたという。「80階の窓に母が見えた。嬉しい驚きだったよ」。番組では切り傷だらけの手も披露した。
ジャレッドはこの建物はずっと憧れの象徴だったと話す。「子どもの頃からニューヨークは夢を叶えるために行く場所だった。幼い頃の私はアーティストになりたいと思っていたし、ニューヨークはそうなるための場所だった。エンパイア・ステート・ビルディングは私にとって常にそのシンボルだった」。登頂後、そこから朝日を見たのが忘れられない経験になったとも。
ジャレッドは今年6月、ドイツのホテルで外壁をよじ登っているところをパパラッチにキャッチされニュースを賑わせた。これもこのパフォーマンスを視野に入れたトレーニングだった可能性が大きい。
また今後もクライミングを続けたいと思っているという。「ヨセミテにはよく行くし、私にとって特別な場所だからやりたいことはたくさんある。でも都会にあるビルをよじ登るのが好きだ」。次はどこに出没するのか、楽しみにしたい。