ゴールボールの奥深さ、児童体感 パラ出場天摩さん、八戸・江南小で指導
八戸市スポーツ大使で、パリパラリンピックのゴールボール女子に出場した天摩由貴さんによるスポーツ教室が10月28日、市立江南小(馬場英子校長)で開かれた。5年生18人が天摩さんから指導を受けながらゴールボールに挑戦し、競技の魅力や奥深さを学んだ。 市が実施する「スポーツ大使ふるさとセミナー」の一環。天摩さんは2012年ロンドン大会の陸上女子100メートル、200メートルでパラリンピックに初出場。その後ゴールボールに転向し、16年リオデジャネイロ大会から24年パリ大会まで3大会連続で代表入りした。 教室では、天摩さんがゴールボールで使うボールの投げ方や体を使った止め方を実演し、競技のルールを説明。児童は重みのあるボールの感触を確かめた後、アイシェード(目隠し用ゴーグル)をして3対3の試合に挑戦した。 天摩さんは締めくくりに、小学生から大学生までの間にさまざまなスポーツに挑戦したエピソードを披露。児童に「たくさんのことにチャレンジし、経験してみて。努力をしてもかなわないことはあるけれど、その過程で得たものは宝物になる」と呼びかけた。 前澤壮志郎さん(11)は「ボールが重いし、アイシェードをすると本当に何も見えなかった。プレーしている天摩さんはすごい」と話した。
デーリー東北新聞社