【セCS】DeNAが巨人に2連勝!大貫晋一が菅野智之に投げ勝つ 三浦監督も「素晴らしかった」
ベイ旋風が止まらない。DeNAが17日、CSファイナルステージ第2戦(東京ドーム)に臨み、巨人に2―1で競り勝った。 先発・大貫晋一投手(30)が6回2/3を96球、5安打1失点。やや不安定さが目立っていたレギュラーシーズンとは打って変わり、今季一番とも評せるベストピッチを披露し、巨人打線を抑え込んだ。 初回を三者三振に打ち取ると、カットとスプリットを駆使して5回まで毎回奪三振。6回に岡本和のタイムリーで1―1の同点とされたが、7回にオースティンが相手先発・菅野智之投手(35)からソロ本塁打を放って勝ち越し。1点をリードして迎えた7回二死一塁で球数が100球に近づいたところで三浦監督が坂本に交代させ、見事に反撃を断った。 今季は6勝7敗と黒星が先行し、9月に背中の違和感で登録抹消。それでも大貫本人は前日から「調子がいいので、1点もやらないつもりで投げる」と意気込んでいた。 そのエネルギー源は、東が左ハムストリングの肉離れで登録抹消されたことによる危機感だ。「いまは同じ先発投手の東がいないぶん、その穴を投手全員で埋めないといけませんから。自分が少しでもその助けになれればいいと思ってます」 試合後の三浦大輔監督(50)も好投した大貫について「素晴らしかった」と激賞。その上で「立ち上がりから粘りとか、よく踏ん張ったと思う」と続け、思わず白い歯をのぞかせながらほめたたえた。 文字通り、フォアザチームの姿勢でつかんだファイナル2勝目。これでファーストステージからチームはCS4連勝とし、巨人には相手のアドバンテージを含め2勝1敗と対戦成績をリードした。
赤坂英一