元佐賀市議、自治会長の立場を悪用か 準詐欺と窃盗の疑い 「搾取されている」関係者届け出
判断力の弱った高齢女性から多額の現金をだまし取ったとされる事件。容疑者は地元の南川副校区の自治会長で、その立場を悪用して女性に近づいたとみられる。関係者が「(女性が)金銭を搾取されている可能性がある」と警察に届け出て、発覚した。 容疑者は現在、南川副校区自治会会長、南川副まちづくり協議会会長。地元関係者によると、女性は同校区に住んでいて、2020年に夫を亡くした後は1人暮らしだった。今年6月には自宅が不動産会社に売却されている。女性は以前は一定の資産を保有していたとみられるが、現在はほとんどない状況という。 佐賀南署は、容疑者が資金のあった高齢女性が判断力が弱っているのにつけ込んで詐取を繰り返したとみて捜査している。