スタンドファンも感涙…128番目ドラフト最終指名の24歳がプロ初安打「努力の鬼、ようやく出た一撃」「良い粘りから痺れたぜ」
◆ソフトバンク5x―4西武(29日、みずほPayPayドーム福岡) 2021年ドラフト会議で全体最終指名となる128番目に名前を呼ばれた24歳がプロ初安打を記録した。 ■「本能のままファウルで粘って…」小久保監督も激賞の一打【動画】 ソフトバンク3点ビハインドの7回無死一塁の場面で登場したのは、3月に支配下登録された仲田慶介。西武の髙橋光成に簡単に追い込まれたが、ファウルで粘ると、7球目の高めの直球を捉えセンター前へ運んだ。出場9試合、2打席目で飛び出した一打にスタンドでは涙を流すファンの姿も見られた。記念のボールは本多雄一コーチがアピールし、無事に回収された。 代打で起用した小久保裕紀監督は「あんな姿を見せられたらスタメンで使ってやりたいなみたいなものも当然出ますよね。初めての相手で主力も手こずるピッチャーをね。本能のままファウルで粘って、最後つり球の真っすぐをセンター前。しかも(今季)2打席目ですからね」と賞賛のコメントを送っている。 この一打を球団公式X(旧ツイッター)が動画で公開。ファンからは「これで育成三銃士全員安打達成」「良い粘りからのヒット痺れたぜ」「鷹の努力の鬼、ようやく出た一撃」「努力は報われる」「あまりにもいい表情すぎて泣きそうなる」などの声が上がっている。 福岡市出身の仲田は福岡大学附属大濠高校から福岡大学に進学。21年ドラフトで育成14位指名を受けソフトバンクに入団。今年のキャンプでは緒方理貢、川村友斗と共に〝育成3銃士〟として躍動し、支配下登録を勝ち取っている。
西日本新聞社