上海、5億元のサービス消費券発行へ
【東方新報】上海市は、市の財政から5億元(約101億5655万円)を投入し、飲食、宿泊、映画、スポーツの4分野に対して「楽・上海」サービス消費券を発行することを決めた。初回の発行は9月28日から始まる。 上海市発展改革委員会によると、今回の消費券は各分野の消費割合と需要に基づいて資金が配分されている。内訳は、飲食が3.6億元(約73億1271万円)、宿泊が9000万元(約18億2818万円)、映画が3000万元(約6億939万円)、スポーツが2000万元(約4億626万円)だ。 飲食と宿泊の消費券は消費金額に応じて4段階に分かれていて、利用状況に応じて最適化される予定だ。飲食消費券は「300元(約6093円)以上で50元(約1015円)割引」「500元(約1万156円)以上で100元(約2031円)割引」「800元(約1万6520円)以上で200元(約4062円)割引」「1000元(約2万313円)以上で300元割引」の4種類。宿泊消費券は「300元以上で50元割引」「600元(約1万2187円)以上で130元(約2640円)割引」「900元(約1万8281円)以上で220元(約4468円)割引」「1200元(約2万4375円)以上で300元割引」の4種類。映画消費券は映画チケット1枚につき20元(約406円)または30元(約609円)の割引が適用される。スポーツ消費券は「10元(約203円)以上で5元(約101円)割引」「200元以上で80元(約1625円)割引」など、6段階の汎用券に加え、スイミング、バドミントン、ウィンタースポーツなどの専用券も発行される。 今回のサービス消費券は2つの段階に分けて発行される。第1段階は9月末から10月末までで、国慶節期間中には飲食と映画の消費券が多く発行され、消費が活性化される見込みだ。第2段階は11月から12月までで、宿泊とスポーツの消費券が閑散期に多く発行され、閑散期の消費を促進する予定だ。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。