目標は明確!35歳FW伊藤翔が横浜FCの“今”を語る。アジアカップはチェックしてる?「そりゃ強いでしょ(笑)って」
ルームメイトと和気あいあい「部屋で結構リラックスできます」
昨季にJ2に降格した横浜FCは現在、宮崎県でキャンプを実施中だ。1月27日に会場の国際海浜エントランスプラザを訪れると、細かいパスや、ミニコートでのトレーニングなどで入念に連係を確認する選手たちの姿があった。 【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集! そのうちの1人に伊藤翔がいる。フランスのグルノーブルでプロキャリアをスタートさせ、2021年から横浜FCでプレーする35歳のストライカーは、笑みを交えながら積極的にチームメイトとコミュニケーションを取り、シーズン開幕に向けて調整を進めていた。 現在のコンディションはどうか。25日には近隣でキャンプを張る横浜F・マリノスと練習試合(30分×4本、1-1/1-0/0-2/0-2)を行なったなか、順調な仕上がりを伝えてくれた。 「個人的な身体のコンディションは、だんだん上がってきています。試合を重ねていくことで、感覚も徐々に良くなっているし、良くなっていくと思うので、ここまである程度順調かなと思います」 Jクラブが各地でキャンプを進める一方で、日本代表はカタールでアジアカップを戦っている。チェックはしているのだろうか。 「見たり、見なかったりしています。岩武(克弥)のiPadで見ましたね。本当に時間が合えばって感じです。 今の選手たちもほとんど海外に出てって、戦っている選手たちなので、 そりゃ強いでしょ(笑)っていうところでしょうけどね」 キャンプ中、多くの時間を過ごすホテルでは、ルームメイトの岩武、福森晃斗と共にリラックスしているという。 「部屋で結構リラックスできます。3人ともゲームをやるんですけど。とりあえず和気あいあいとやれているので、ストレスがあんまり溜まらないというか。ケアもトレーナーや、メディカルスタッフにやってもらっているので、個人的には全然不満はないです。 チームの仕上がりとしては、まだまだだなって感じはします。多分、監督の求めているものの3割ぐらいしかできてないんじゃないですか。これからだと思うので、フィジカルコンディションと、頭の中の理解度を上手いこと擦り合わせていきたいです」 目標は明確だ。「チームとして絶対に昇格を目標にしているし、前回2位で昇格だったので優勝しようっていうのは、みんな思っている」と力を込めた伊藤。1年でのJ1復帰へ、まずは宮崎で大粒の汗を流している。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)