【レビュー】ダルトン・スミスがホセ・セペダをKO撃破!英国決戦に意欲 | ボクシング
3月24日、スーパーライト級のダルトン・スミスがホセ・セペダと対戦。5ラウンドKOで下した。
日本時間3月24日、英国・シェフィールドでスーパーライト級のダルトン・スミスがホセ・セペダと対戦した。スミスはセペダを第5ラウンドで下し勝利。戦績を16勝0敗に伸ばした。 スミスにとって今回の勝利は自身の無敗記録を継続させるだけに留まらず、タイトルマッチへ名乗りを上げる大きな躍進となった。 3度の世界タイトル挑戦を経験している34歳のセペダに対し、スミスは今年初めての試合に挑んだ。 序盤でセペダは何度か重いパンチを命中させるが、スミスもコンビネーションパンチで実力を見せつけた。 試合は第5ラウンド。スミスは迫力のある右ストレートを命中させると、レバーへ強烈な一撃を見舞う。セペダは四つん這いで悶絶し、立ち上がることができなかった。 勝利したスミスは次の舞台に目を向ける。同じ階級では、ジャック・カテラルとジョシュ・テイラーが5月25日(※現地時刻)に激突する。勝者との対戦は英国人同士のビッグマッチとなるだろう。 今回の試合でスミスはWBCシルバー・スーパーライト級王座を獲得した。このことで、現WBC王者デヴィン・ヘイニーやライアン・ガルシアとの対戦が現実味を帯びてくるかもしれない。 スミス自身は勝利後、リング上で、アダム・アジムとの対戦を望んでいることを明かした。 この日同会場のアンダーカードでは、中継のトップバッターとしてスーパーバンタム級のニコ・レイバースがピョトル・ミルガを退け、無敗を守った。 序盤でカットを負ったにも関わらず、カットマンの手により試合を続行したレイバースは、キャリア最長の9ラウンドを戦ったが、連打でKO勝利を手にした。 キャンベル・ハットンはBBBofCセントラルエリア・スーパーライト級王者ジミー・フリントに対し好発進。しかし王者はなんとか10ラウンド持ちこたえ、試合は判定へ。ハットンは98-92、97-94、97-95のユナニマスデシジョンで勝利し、膝をついて歓喜。セントラルエリアのベルトはハットンの父リッキーが自身のキャリアを重ねる中でかつて獲得したベルトでもある。 WBO女子ウェルター級王者サンディ・ライアンは4ラウンドでテリー・ハーパーに勝利。ベルトを防衛した。 トロイ・ウィリアムソンは計量で契約体重を超過し、リングに上がった。英国王座挑戦者決定戦として行われたイシュマエル・デーヴィス戦に勝てたとしても、その権利を得ることができないことが試合前から決まってしまった。試合はデーヴィスが一貫してペースを握り、結局3-0のユナニマスデシジョンでウィリアムソンから勝利を収めた。今年後半には新チャンピオンに輝く可能性が見えてきた。
Alexander Netherton