「週刊文春」5月30日号に登場した草笛光子さん （撮影　田上浩一）

　俳優の草笛光子さんが、5月23日発売の週刊誌「週刊文春」（文藝春秋）5月30日号のコーナー「原色美女図鑑」に登場した。20年以上にわたり週刊文春の巻頭カラーページを飾る名物企画で、90歳の草笛さんは歴代最高齢。 【写真特集】90歳、草笛光子が「文春」名物グラビア企画に登場！　気品あふれる美しさ

　草笛さんは「女優は演技をお見せするのが仕事。体の動きを止められない」と話し、撮影中は躍動的にポーズを決めていたという。

　5月28日には、草笛さんの週刊文春での3年あまりにわたる連載をまとめた単行本「きれいに生きましょうね　90歳のお茶飲み話」（文藝春秋、1870円）も発売される。今年で芸能生活75年目となる草笛さんが、出演した舞台や映画、森繁久彌さん、三木のり平さん、勝新太郎さん、高峰秀子さん、市川崑さんら往年のスターや映画監督との思い出を振り返る。また、日頃の生活や食事、健康法、服装やオシャレのほか、老いてゆく日々に思うこと、感じることについてもつづっている。

　草笛さんは「連載が始まって3年あまり。こうして、生きているうちに本にできてよかったと安堵（あんど）しています。タイトルの『きれいに生きましょうね』は、若く見せようとか外見を飾ろうという『きれい』ではありません。うそをついたり他人を押しのけたりせず、毅然（きぜん）としていましょうという思いを込めた、母と私の合い言葉でした。そんな心の在り方を目指したい。私もみなさんも一緒に、ね」とコメントを寄せた。