「あの子の子ども」“宝の母”美村里江のお願いに賛否の声 「中絶はしてほしくない」「自分が悪者になる選択は強い」
桜田ひよりが主演するドラマ「あの子の子ども」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップル・川上福(桜田)と月島宝(細田佳央太)の姿を描く“未成年の妊娠”と“いのち”に向き合う“ラブストーリーの一歩先”の物語。 一刻も早く中絶すべきだという直実(美村里江)と、考える時間がほしい福と宝、2人に寄り添う晴美(石田ひかり)による話し合いは平行線をたどり、一同は、福の父・慶(野間口徹)が海外赴任で留守なこともあって、日を改めることに。その晩、晴美は慶に、覚悟を決めて電話を掛ける。 翌日、福の妊娠は兄・幸(野村康太)の耳にも入る。晴美から話を聞いた慶が、福を妊娠させた相手の連絡先を教えるよう、幸に電話してきたのだ。晴美は“良い家族”に強いこだわりを持つ夫の怒りが、宝に向くことを危惧する。 その日の放課後、福に見知らぬ番号から電話が掛かってくる。相手は、前夜に顔を合わせたばかりの直実だった。1人で月島家を訪れた福は、直実からあることをお願いされる。それは、息子の夢を何とか守りたいという母の切なる願いで、同時に、福の未来をも案じてのことだった。 今回は、直実が福に自身も学生時代に中絶した過去があることを打ち明け、自身の思いを伝え「中絶してください」とお願いするシーンが描かれた。 放送終了後、SNS上には、このシーンに多くの反響が集まり、「直実が福を呼びつけて『中絶してください』と言ったときは勝手なことを言っているなと思ったけれど、自分の息子かわいさだけでなく、福を思って自分の過去の話をしたと思う。その後に福が返した言葉もすごかった」「あえて自分が悪者になるという選択。宝のお母さん、強い」「宝のお母さんの話、ちゃんとしてると思う。タイミングがある。もし今産む選択をしたら、宝や福の人生も変わる」といった声が投稿された。 一方で、「宝のママは自分の子どもだけじゃなく、福の子も産まなくさせるんだ」「中絶はしてほしくない。『海のはじまり』も見てるから産んでほしい。高校生で産むのは大変だけれど、親に縛られないでほしい」といった意見や、「あの状況で宝のお母さんの手を触れて、『宝を産んでくれてありがとう』と言える福はすご過ぎる」というコメントも寄せられた。 このほか、「宝が愛され過ぎていて涙が止まらない」「野間口さんがいよいよ登場だね」「福のお兄ちゃん、毎回何やねんとなるけれど、このドラマにこういう存在は必要不可欠だと気付いた」といった感想も上がった。