『STARTO』移籍後のサバイバルでは誰が生き残る?”勝ち組”から外れる旧ジャニーズタレント
12月8日、『SMILE-UP.』(旧ジャニーズ事務所)は、ファンから社名を公募した新会社名が『STARTO ENTERTAINMENT』に決まったことを発表した。現在『SMILE-UP.』に所属するタレントたちは、今後、新会社とエージェント契約もしくはマネジメント契約を結ぶことになる。そんな中、5日に俳優の浜中文一(36)が年内をもって、『SMILE-UP.』から独立することが同社の公式サイトで発表された。 【神対応】すごい…菊池風磨がロケ現場でファンに見せた笑顔 公式サイトによると、《所属タレントに対して新たに設立する会社の説明や今後の契約に関する話し合いを順次実施しております》と説明。そのうえで、《浜中は、役者として上を目指していくうえで、悩みぬいた結果、退所の決断に至りました》としていた。 「新体制への移行決定後、性加害問題の今後の仕事への影響を憂慮して、『嵐』二宮和也(40)、生田斗真(39)、元『V6』の岡田准一(43)ら、いずれも主演クラスの俳優組が独立。すでに、ダンサー・振付師としても活動する屋良朝幸(40)も来年1月31日での退所を発表している。 一般的にあまり知名度はないが、浜中は元関西ジャニーズJr.(現・ジュニア)を’17年秋に卒業。その後、舞台を中心に活動し、今年10月27日公開の映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』では映画初主演を務めた。事務所の後ろ盾がなくてもやっていける自信が芽生えたことでの決断だったのだろう」(テレビ局関係者) 屋良や浜中のように、グループとしてCDデビューしていなくても、コツコツと仕事をこなし芸を磨いたことで独立の決断を下した所属タレントがいる。その一方でデビュー組は、グループでの活動に関しては熱烈なファンを抱えていることから、今後も安泰だと思われがちだ。しかし、所属タレント全体を見回してみると〝勝ち組〟として芸能界で生き残れるのはほんの一握りのようだ。 「ベテラン勢では、木村拓哉(51)はまだまだ需要はあるし、いざとなれば、人気シリーズ『HERO』の続編もある。TOKIOのメンバー3人は、所属事務所『株式会社TOKIO』ですでにビジネスを展開している。 元『V6』の『20th Century(トニセン)』は、井ノ原快彦(47)に関しては旧ジャニーズの副社長になってからの2度の会見で、これまで抜群だった好感度がダウンしてしまった印象も。長野博(51)と坂本昌行(52)は〝勝ち組〟とまではいかなくてもコンスタントに仕事をこなしていくだろう」(芸能記者) また、活動休止中の『嵐』のメンバーたちは、今後、活動再開の可能性があり、テレビ各局はそれを目当てに使いたがっているので安泰。ただ、松本潤(40)は主演するNHK大河ドラマ『どうする家康』の不振、そして舞台裏での〝暴君〟ぶりが明らかになってしまったために今後を心配する声も出ている。 そして、今や事務所の看板を背負うグループに成長した『Snow Man』。現在、旧ジャニーズの所属グループとしては唯一のゴールデン・プライム帯(午後7時~11時)の冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)を持つだけに、グループとしての活動がメインになりそうだ。 一方でソロ活動が厳しくなりそうなのが、嵐以降のデビュー組のようだ。 「MCとしての地位を確立した『関ジャニ∞』村上信五(41)、『KAT-TUN』では亀梨和也(37)は俳優・スポーツキャスターとして安定して活動できそうだ。上田竜也(40)、中丸雄一(40)もそれぞれ得意分野があるので、トニセンの坂本、長野のような感じになるだろう。 『Hey! Say! JUMP』と『Kis-My-Ft2』のメンバーたちは、ソロでは厳しいかも。『Sexy Zone』では中島健人(29)と菊池風磨(28)が業界内での人気が高い。12月21日をもって『A.B.C-Z』を脱退する河合郁人(36)は、今後はMCになることを目指してソロで活動すると表明している。コメンテーターとしても活躍しているし、特技の〝ジャニーズものまね〟もある」(同前) 『King & Prince』の永瀬廉(24)と髙橋海人(24)はすでにソロ活動がメインになっているイメージだが……。 「ドラマなどでは脇役もこなしているので、まだまだオファーがありそう。スキャンダル連発の『なにわ男子』は、ノースキャンダルの道枝駿佑(21)がグループ内でぶっちぎるだろう。グループに所属していない風間俊介(40)は仕事ではひっぱりだこだが、果たして、残留するのかが気になるところだ」(同前) 性加害問題の余波で来年の4月期以降、旧ジャニーズの所属タレントたちがソロで出演する映像やバラエティは一気に減るだろう。果たしてそこから誰が巻き返すのか、注目だ。
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