海原はるか（右側手前）かなた（同奥）から復帰を祝福されるなすなかかにし那須（左側手前）と中西（写真提供：MBS）

　脳梗塞による休養から復帰した「なすなかにし」那須晃行（43）が11日、4月にスタートした新レギュラー、MBSテレビ「土曜のあさはほめるちゃん」（土曜午前6時30分＝関西ローカル）に初出演した。 　コンビの新レギュラーながら、那須が休養中だったため、放送4回目で初出演。祝福に、所属松竹芸能のレジェンド、髪吹き芸の海原はるか・かなたが登場し、病“吹っ切り”で、那須が髪吹きに挑戦した。 　番組冒頭、相方の中西茂樹（46）が「那須君復帰です」と紹介。那須は「まだ、慣れてないのよ」と言いつつ、冒頭でこの日のロケを振り返った。 　中西が「（ロケの）朝食、おいしかったよ」と言えば、那須も「こういう朝を迎えたいなという（番組に）」。息もぴったりの掛け合いの中、那須が思わず「あの、はるか・かなたさんはスベってたし」。番組登場前にサプライズをばらしてしまい、中西「やめなさいよ。一応、サプライズでで、来てはるから、今言うたらあかん！」。いとこ同士、仲良しコンビならではのやりとりで、テンポ良くスタートした。 　ロケで最初に訪ねたのは、大阪天満宮。境内では、お宮参りの家族連れ、女性グループらに出会い、このグループから撮影攻め。那須は「ロケが進まん。大阪やな」と苦笑しながら、地元の番組を満喫した。 　裏にある茶屋で、太麺に切り込みを入れた「すべらうどん」を食し、天満天神繁昌亭へ。上方落語の定席ではあるものの、出演経験があり、懐かしんでいると、はるか・かなたの姿が。 　那須は「レジェンド！　びっくりしたわ」と歓迎。かなたから「復帰おめでとうございます」と花束を渡され、はるかからは「普段は相方やけど、今日は吹いてもらおか」。かなたも「とにかく復帰おめでとうや。病は吹っ切れと。そういう意味や」とOKも出て、那須がフーッと吹いた。 　番組は、「ほめる」をキーワードに、関西の街をコンビがロケする番組。出会った人々に「ほめポ（ほめスポット）」シールを渡すが、直前の「すべらんうどん」で、「すべらんシール」を交換しており、那須はお礼に「すべらんシール」を大先輩に手渡した。 　中西が「正直、後輩から見ててもすべってる時あるから」とつっこむと、はるかは「あのね、ウケる漫才はあんまり印象に残らへん。あんだけ長い、50何年やっても、まだスベるか？　いうのが印象に残る。漫才はスベるけど、人生はスベらんぞ」と金言を返し、那須は感謝していた。