ソフトバンク、手放しで喜べない白星…柳田悠岐が右ハムストリング負傷で長期離脱は不可避
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク2―1(31日、みずほペイペイドーム) 手放しで喜べない白星となった。それでもチーム一丸となって勝った意味は大きい。柳田が負傷交代のアクシデントの中、1点差ゲームを制した。小久保監督は「負けていたらダブルショックみたいな記事になるので良かった」と振り返った。 ■ドタバタ激走!余裕のはずがヒヤヒヤ山川決勝ホーム【動画】 初回に1点ずつを取り合って迎えた3回。本拠地が騒然とした。二ゴロを放った柳田が一塁ベース付近に倒れ込んだ。右脚ハムストリングを負傷。両脇を抱えられる痛々しい姿でベンチに退いた。1日に病院で診察を受けるが、長期離脱は不可避の状況だ。 小久保監督は「今日はほとんど試合を見ていなかった。采配どころじゃなかったので。こうなった時に明日からどう立て直すか」と柳田不在に頭を巡らせた。その中でも試合では投手戦が展開され、「7、8、9回ぐらいはいろいろ考えました」と勝負の手を打った。 7回には代走周東の切り札を使ったが、無得点。8回、1死一、三塁のチャンスをつくると、栗原が勝ち越しの左犠飛をマークした。三走の山川が懸命な走塁で生還した。「勝負は7回にかけたので。よく8回に勝ち越してくれました」と選手たちの奮闘をたたえた。 三森も骨折が判明。6月からは不動の3番柳田を欠いての戦いを余儀なくされる。指揮官は「そういうときこそチームの底力の見せどころ」と力を込めた。小久保ホークスに試練の時が訪れた。(小畑大悟)
西日本新聞社