大谷翔平、“松井超え”から2戦連発6号特大ソロ 自己&球団最速191キロ弾で26球団目の一発
◆米大リーグ ナショナルズ―ドジャース(23日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク) 【動画】打った瞬間に確信!大谷翔平、特大6号!! ドジャース・大谷翔平投手(29)が23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。今季2度目の2戦連発となる特大の6号ソロを放ち、日本人では歴代トップの通算本塁打数を「177」に伸ばした。 2点リードの9回先頭だった。右腕・バーンズの85・6マイル(約138キロ)のスプリットが高めに浮いてきたところを見逃さなかった。打球速度118・7マイル(約191キロ)、飛距離450フィート(約137メートル)の弾道が右翼2階席まで飛んでいった。ホームランでは自己最速の一撃となった。さらに、MLB・comのサラ・ラングス記者は自身のX(旧ツイッター)で「2015年のスタットキャスト導入後、球団史上最速のホームラン」と伝えた。 21日(同22日)の本拠地メッツ戦では3回に右中間席へ8試合ぶりの5号先制2ランを放ち、松井秀喜氏(ヤンキースなど)を超えて日本人単独トップとなるメジャー通算176号に到達。「もっともっとたくさん打つつもり」と宣言していたが、「次の1本」を早速マークした。ナショナルズ戦は9試合目で初の一発。これでホームランを打ったのが26球団目となり、日本人初の“30球団制覇”まで4球団となった。 ドジャース移籍後は6本目のアーチ。日本出身の選手でド軍在籍時の最多本塁打は沖縄県生まれのロバーツ監督の7本。大谷は“松井超え”の次の目標に「監督の記録を抜きたいなと思います」と話したが、あと1本に迫った。この日の試合前に「あとどれくらい? 2本? 今日破ってほしいね(笑い)」としていた指揮官もベンチで笑顔を浮かべていた。 ナショナルズパークではこの日が初出場。ワシントンDCでも大人気で、試合前には昨年9月の右肘手術後13度目のキャッチボールを行った後、ファンにサインしてからベンチ裏に引き揚げた。大谷モデルのグラブを持った男性ファンもおり、米国の首都でも知名度の高さをうかがわせた。スタメン発表時には敵地ながら歓声が起き、初回に打席に入った際には「ショータイム!」と叫ぶ人もいた。 試合前の時点で打率3割6分8厘、35安打は両リーグトップ。エンゼルス時代の昨季は44発で日本人では初の本塁打に輝いたが、打者に専念する今季は更なる快挙が待っているかもしれない。 ◆大谷の年度別本塁打数 【大谷の本塁打数】 ▽日本ハム(48本) 13年 3本 14年 10本 15年 5本 16年 22本 17年 8本 ▽エンゼルス(171本) 18年 22本 19年 18本 20年 7本 21年 46本 22年 34本 23年 44本 ▽ドジャース(6本) 24年 6本
報知新聞社