『ダンダダン』アニメ化に期待大! メインスタッフ情報から注目ポイントを解説
「ターボババア」の声優はもしかして……?
監督として発表された山代風我もまた、サイエンスSARUに所属するアニメーター。これまで湯浅監督作を中心に演出として参加、『四畳半タイムマシンブルース』で副監督を務めたが、監督としては『ダンダダン』がデビュー作となる。シリーズ構成・脚本を務めるのは、今やヒット作に欠かせない存在となった瀬古浩司。『呪術廻戦』や『進撃の巨人』などWIT STUDIOやMAPPAの作品を中心に、フリーで様々な作品に参加してきた。 そして気になるキャラクターデザインだが、キャラデザは恩田尚之、宇宙人・怪人のデザインは亀田祥倫に振り分けられている。恩田は『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズや『MFゴースト』のキャラデザ・総作画監督でも知られ、亀田はキャラデザでは『モブサイコ100』シリーズで知られ、総作画監督を務めた『犬王』では賞も受賞している。今回発表されたスタッフ陣は、監督デビュー作となる山代の脇を固めるのが、これまでに数々の現場をこなしてきた名スタッフというだけあって、完成度も全方位に期待できそうだ。山代にとっても、これまで制作進行を長く務めてきた経歴が、今度は監督として現場に立つ彼に良い影響を与えることだろう。 『ダンダダン』はとにかく、原作の龍による緻密な背景の書き込み、新鮮な怪異のデザイン、インパクトの大きい見開きなど圧倒的かつ疾走感を感じる画力と、キャラクターのくだらなくもリアリティ溢れる言動が魅力的な作品だ。特に見開きの表現は映像にする上でどう料理されるか挑戦的な部分になってきそうだが、この漫画の持つ良さがいかに映像化されるのか楽しみである。PVの雰囲気も抜群にセンスがいいのに、その締めにターボババアの「おい、いちもつしゃぶらせろ」というセリフを持ってくるあたりが何とも“ダンダダンらしく”て良い。推測でしかないがなんとなく、ターボババアの声がレジェンド声優・田中真弓のものに聞こえるのは気のせいだろうか……。 原作者・龍もアニメ化発表へのコメントで「人気作品でお声を拝聴させて頂いている今をときめく声優の皆様に」と語っており、ますますメインキャストが気になる。放送時期に関しても、同じく2024年放送が発表された『アオのハコ』がスタジオやキャスト未発表、映像も未制作なのに対し、『ダンダダン』はPVの様子から何話かすでに着手されていそうなので、早ければ夏頃にでも観られるのかもしれない。いずれにせよ、キャスト情報やその他の詳細は、12月16日のジャンフェスにて発表されるとのことだ。
ANAIS(アナイス)