「侵入者をトラえるぞ!」 鋭い眼光 長野市の寺院境内
長野市平柴の阿弥陀寺で17日、「トラ」が境内で目を光らせていた。 【写真】獣よけの役割を託された「トラ」
トラはビニール製の風船人形で、長さ90センチほど。山あいにある同寺では、イノシシやシカが参道の土を掘り起こすことがある。このため、住職は昨年秋、このトラに獣よけの役割を託した。
灯籠横の桜や本堂の回廊下など6カ所につるされたトラは、風に揺れながら境内を守っている。より目立ち、効果が上がるように―と、首にはリボンのように見えるピンクのビニールひもを巻いたものも。住職は「心なしか被害が減った気がします」。(いなづか弘樹)