ヒコロヒー×モグライダー芝×山之内すず×タナカガ、4人が嫉妬した出来事とは?:インタビュー
ヒコロヒー、芝大輔(モグライダー)、山之内すず、タナカガ(パパラピーズ)が、12月21日から映像配信サービス「Lemino®」で独占配信される恋愛リアリティショー「テンキス ~キスすると人は恋に落ちるのか?~」(以下、『テンキス』)でMCを務める。Lemino オリジナル恋リア第 3 弾『テンキス』は、「毎日キスをする」という前代未聞のルールのもと、初対面の男女に巻き起こる「リアル」を観察する “観察型”恋愛リアリティショー。インタビューでは「新しい恋リアを求めている人にこそ観てほしい」というその理由から、4人が嫉妬したエピソードについて話を聞いた。【取材・撮影=村上順一】 ■恋リアの中でも『テンキス』は異質!? ――収録お疲れ様でした。撮影を終えてみていかがでしたか。 芝大輔 収録自体は 2 日しかなかったんですけど、自分が恋愛リアリティショーに関わることはないと思っていたのですが、実際に参加してみてこのメンバーで居心地良かったです。想像以上でした。 ――芝さんは恋愛リアリティショーは見られますか? 芝大輔 世代的に『あいのり』(フジテレビ系)は観ていました。でも、だんだんそういう番組から遠ざかってきて。最近は話題になったものとか観ることもあったのですが、まさかMCとして出る側になるとは思っていなくて、まんまと毎回翻弄されましたが、収録はすごく楽しかったです。 ――ヒコロヒーさんは恋愛リアリティショーは観られますか? ヒコロヒー けっこう観ます。でも詳しくはないんですけど。 ――恋愛リアリティショーに物申すじゃないですけど、観ていて思うこともありました? ヒコロヒー そんな芸人はいませんよ(笑)。なんだかんだ楽しいと思いますし、今回の『テンキス』もやいのやいの言っている時も楽しかったです。また、家で 1人でツッコミながら観るのも醍醐味だと思います。 ――山之内さんは恋愛リアリティショー経験者ですね。 山之内すず はい。私はデビューが恋リアの出演者側でした。それをきっかけに話題の作品をたくさん観るようになって、出演者側だったからこそ、いつか恋リアのスタジオ側に行きたいと思っていたので、今回MCとして参加できてとてもうれしかったです。 ――MCとして準備もされたり? 山之内すず 恋リアはやいのやいの言いながら見るタイプなので、そのままお家でテレビを観ている時のように、皆さんと楽しくできたらと思っていたので、逆に何の準備もせずにきました。リラックスして思い思いの意見を出し合うのが楽しいかなと思って。 ――初めて恋愛リアリティショーのMCをやられてみて、発見はありました? 山之内すず 私が言ったことに対して皆さんの意見だったり、視点が違うからこその発見がたくさんあったので、この 4 人でやれたことがすごく良かったんです。 ――タナカガさんはMCをやってみて感じたことは? タナカガ 私は恋愛リアリティショーが大好きなんです。もともとその恋リアが流行り始めた時に、私も出たいと事務所に話したのですが、それは叶わずで。当時は彼氏もいなかったので恋リアに出て彼氏を作りたいと言い続けていました(笑)。 ――そんなタナカガさんから『テンキス』はどう映りましたか。 タナカガ 視聴者側としていろいろな番組を観てきました。『テンキス』は今まで見てきた恋リアとは展開が違いすぎてめちゃめちゃ面白いです。 ――近年の恋愛リアリティショーはルールも過激になってきていますよね。 芝大輔 キスがゴールという番組は結構あると思います。キスから始めましょうというのは新しいなと思います。全話観てそれによる変化や展開というのもちゃんとありましたし、面白かったです。 山之内すず 恋リアも多種多様でいろいろあるのですが、その中でも『テンキス』は異質です。 ――恋愛リアリティショーを見慣れていない僕が見たらちょっと刺激強すぎますか? 山之内すず 強いかもしれないです。刺激強いキスをする方いますからね。 タナカガ キャスティングも奇跡ですよね。あんなにも個性が強い人たちが集まることもなかなかないと思います。 ――それこそ出演者として出たかったとおっしゃっていましたけど、いまオファーがきたらどうしますか? タナカガ 断ります! 一同 (笑)。 タナカガ 結婚しましたし、逆に相手がいなかったとしても恋愛リアリティショーを色々見すぎてしまって、知識ついてしまったのでもう出れないなって。 ――ヒコロヒーさんはオファーが来たらどうですか。 ヒコロヒー 私は『あいの里』に出てみたいです。35歳から60歳までの方が古民家で自給自足生活するという番組なんですけど、それに出演することが来年の目標になります。 芝大輔 “あいの鐘”を鳴らすヒコロヒーね。 山之内すず それ見たいなあ(笑)。 ――もし出れたとしたらどのように立ち回りたいですか。 ヒコロヒー 喫煙所に行ったら絶対いるお姉さん。 一同 (笑)。 芝大輔 恋リアでタバコを吸っているシーンなんて見たことないけど。 ヒコロヒー とりあえず喫煙所を作りたいです。 ――芝さんはご結婚されているので、出演オファーが来ても断りますよね? 芝大輔 そうですね。でも、強く頼まれたらわからないです。 ヒコロヒー 強弱で変わるんだ。 芝大輔 もしかしたら既婚者だけの恋愛リアリティショーが今後でるかもしれないから。 タナカガ カップルを交換する恋リアがあって、公認で浮気ができるのがあるんですよ。 芝大輔 もうそこまで来てるんだ! こういうのって準備のしようがないじゃないですか。そこに放り込まれたらどうなるか自分ではわからないだろうし、外から見ているだけでもこれだけ翻弄されるので全くの予想外のことが起きていくのがいいなと思っています。 ――山之内さんは2回目の出演を想像されたことは? 山之内 私は 17歳のときに芸能界に入って、経験を積んでいない自分だったから良かったと思っています。カメラの前で何かをするのも、撮ったシーンがどう使われるのかもわからず、全てが初めての経験でした。本当に素でやっていたので、自分のいいところも悪いところも全部出たなと思っています。今やるとなると5年間芸能界で経験してきたことが出てきてしまって、素直にできない気がしていて。 ――経験が邪魔をするみたいな。 山之内すず 本当にその通りです。 芝大輔 いまカメラでこっちから抜かれてるかな? みたいなね。 山之内すず 顔を可愛くしておかないとみたいなことを考えてしまうので、もう一回出演するのは難しいなと思っています。 ■4人が嫉妬した出来事とは? ――恋愛には嫉妬が付きものだと思うのですが、皆さん恋愛はもちろん、それ以外でも嫉妬をした事はありますか。 芝大輔 僕は割と嫉妬はしない方で、恋愛でもヤキモチを焼くとかもしたことがなくて。小学校1年生の時にそういう感情を捨てました。その時のことはすごく覚えていて、掃除の時間になるとまず雑巾を取りに行くんですけど、僕よりちょっとだけ早く雑巾を取りに行く同級生がいまして。もしかして彼は僕より早く雑巾を取りに行くことに命かけてるのかなと思い、試しにその同級生を追い抜いてみたんです。 ――身近に競争心がある子がいたんですね。 芝大輔 そうしたらその彼は走り出してしまって、その時に見た顔がすごい形相で(笑)。それを見た衝撃で勝ち負けの感情みたいなものが自分の中で薄れていきました。でも、いまだにそれが良くないなと思っています。誰かに勝ちたい、競争心がなかったからモグライダーはなかなか芽が出なかった、というのもあったのかなと思います。 ――そういうのが原動力になる方もいますよね。 タナカガ 最近は恋愛で嫉妬はないのですが、私はYouTubeをやっているので数字に注目されてしまう世界なんです。「誰々の方が登録者数多いよね」とか言われたりするのですが、そういう時に嫉妬と言いますか、心に火がつくことがあります。でも、そういう感情があった方が頑張れるんだろうなと思います。 ――山之内さんはいかがですか。 山之内すず 毎日今日のご飯、何にしようかなぐらいしか考えていないので嫉妬というのはなくて...。 ――誰かを羨ましいと思うこともない? 山之内すず 誰かを羨ましいというよりもリスペクトの方が近いかもしれないです。「私も〇〇さんのようになりたい」というのもなくて。たとえばすごく可愛い子を見たとしても「可愛い、好き!」という気持ちになるだけですし、私も頑張ろうって思います。とにかく私って“ハッピー野郎”なんです。 芝大輔 あはは(笑)。時代的にもそういう人が増えたかもしれない。 ――ヒコロヒーさん、嫉妬はされますか。 ヒコロヒー 雀荘のおばちゃんが作った明太マヨ焼きそばがめちゃくちゃ美味しくて好きなんです。でも、深夜だとそのおばちゃんはいないので、朝の9時まで頑張って待つのですが、7時ぐらいに我慢できなくなって...。バイトの子が作った焼きそばを食べてしまうんですけど、9時におばちゃんが来て作った明太マヨ焼きそばを食べている人をみると、「ええなあ」と嫉妬します。 ――人への嫉妬はあまりない? ヒコロヒー 人に対してそういう感情はあまりないです。仕事で「ハワイに行ったよ」とか聞くと「ええなあ」とかはありますけど。 ――この番組を観て、恋愛に対する価値観が変わったところもありましたか。 ヒコロヒー キスで人の心動くのかというコンセプトの番組なのですが、「あ、こんなに心が動くんだ」と価値観が変わったというより、学んだ感じはあります。 芝大輔 そうだね。キスをするというのはやっぱり大きいことなんだなあって。いろんな形でキスする、その日ごとにシチュエーションや条件が変わってくると展開や結果も変わっていくんです。客観的に見ていたので余計にそう感じました。 山之内すず 私たちが見ていて思っていたことと本人の気持ちが違いすぎて、改めて人の心ってその人にしか分からないんだなと思いました。 ヒコロヒー 何回も展開がひっくり返ったもんね。 ――読めないんですね。 山之内すず 読めないです。これ誰が当てられるんだろうって(笑)。 ――タナカガさんは恋愛の価値観が変わったこととかありますか。 タナカガ 私も価値観というよりは学びがありました。キスをされた時に見せる女の子の可愛い反応も見られるんですけど、私にはああいった反応はなかなかできないなって。私も『テンキス』の参加者のような笑顔が作れれば、もっとみんなから可愛いと思ってもらえるかも、といった発見がありました。ただ自分があの場に立たされたら逃げていると思います(笑)。私は観ている側だからすごく楽しかったけど、自分が当事者だったら何にも出せないと思います。 芝大輔 あの場で自分の気持ちを出すことだけでも相当勇気いりますよ。またお芝居とも違いますし、みんな根性があります。 タナカガ しかもみんなに観られる番組で、そういうことができるのは本当に皆さんすごいです。 ――いろいろなところで露出されている皆さんから見ても、そう感じるというのはすごいですね。番組をどんな人が観たら特に刺さると思いますか。 ヒコロヒー 惚れた腫れたが好きな若い子とかもちろん楽しめると思うんですけど、仮にそうではない人が観ても「えーっ!」と驚く瞬間はあると思います。ひねくれている私が観ても興奮しますし、楽しめる番組だと思います。 ――いま「若者の恋愛離れ」というのもよく聞くワードですが、『テンキス』を観て恋愛をしてみようと思う方もいるかもしれないですね! 芝大輔 恋愛から遠ざかってた人やどうやって恋愛してたっけ? みたいな人も、そうか! 先にキスしてしまえばいいのかみたいな(笑)。出演者の中には実際何年も恋人がいませんという人もいますし、楽しんで観ていただけると思います。 山之内すず 予想のつく恋リアはちょっと飽きてきたなという人に最適だと思います。「なんやこの恋リアは!?」となると思うので、新しい恋リアを求めている人にこそ観てほしいです。 タナカガ でも、逆に恋リアを観たことがない人には刺激が強すぎるかも。『テンキス』が最初だと他の恋リア作品で楽しめなくなってしまうんじゃないか、というぐらい新しいので、どんな人が見ても楽しめると思います。 (おわり)